シュークリームのシューの意味って?|お買い物トリビア(39)
甘くてふわふわのシュークリームは、誰もが大好きなスイーツのひとつです。中が空洞になるように焼いた生地にカスタードクリームや生クリームが入っており、口の中でとろけるような食感が特徴です。
シュークリームの生地が膨らむのは、オーブンで加熱することで生地に含まれている水分が水蒸気となる事と、材料の卵の成分のタンパク質が生地を膨らませるからです。
シュークリームは、日本では、幕末に横浜に伝わったと言われており、一般に広まったのは冷蔵庫が普及する昭和30年代からです。
シュークリームのクリームは、英語で生クリームやホイップクリームを示す「cream(クリーム)」です。シューは、フランス語です。さて、どういう意味かご存じですか?
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
お買い物トリビア「シュークリームのシューの意味って?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(シュークリームとエクレア)
正解は、「キャベツ」です。
なんと、シュークリームのシューは、フランス語でキャベツという意味なんです。どうしてキャベツなのでしょうか。
実は、シューという生地は、水、バター、塩、薄力粉、卵を使ってオーブンで焼き上げるのですが、その時に、生地が膨らんでキャベツのような形になることから、この名前がついたのだそうです。
ちなみに、エクレアという名前は、フランス語で「稲妻」を意味する「エクレール」から来ています。焼いた表面にできる割れ目が稲妻に似ているためという説や、稲妻が落ちるのと同じくらい一瞬で食べられてしまうからという説などがあります。
シュークリームは、16世紀にフランスで誕生しましたが、パリでは家庭で作ることもできる菓子と考えられていたこともあり、一般に店頭に並ぶようになったのは、2010年代になってからなんだそうです。
今では、日本でも大人気のお菓子ですが、その名前にはキャベツが隠れていたんですね。シュークリームを食べるときには、その歴史も思い出してみてください。