「寄生木」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (116)
出典:筆者作成
広葉樹の色づいた葉が落ちたあとに、緑色の葉の塊のようなものが枝にまとわりついているのを見かけたことがありませんか?寄生木といいます。寄生という名の通り、寄生した広葉樹からミネラルを補給したりするため、宿主の成長を阻害することがあるそうです。ただし、常緑の葉を持っているため、自ら光合成を行っています。さて、この寄生木、何と読むでしょうか?
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難読漢字クイズ「寄生木」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、寄生木(やどりぎ)でした。
日本で冬を過ごすキレンジャクという渡り鳥が、寄生木の実を好んで食べるのですが、種子が消化されず、その上、種子のまわりに粘着物質がついているため、種子を含んだ糞が枝にくっつき、そこで新たに発芽するのだとか。そうやって、寄生木は木から木へと寄生先を増やしていくのですね。
寄生するのはケヤキやクリ、ミズナラ、ブナといった広葉樹がほとんどなので、近所の公園で、また林を歩くとき、探してみてはいかがでしょうか。