大豆の発酵食品!マルシン食品「テンペ」って、どんな味?気になる匂いは?
出典:筆者にて撮影(マルシン食品「テンペ」のパッケージと中身)
「テンペ」という食材を知っていますか?テンペは、大豆を使った栄養たっぷりの発酵食品です。
大豆を発酵させたものといえば、納豆・みそ・しょう油などがありますが、どれも独特の香りですよね。テンペの匂いや味は、一体どんなものなのでしょう?
今回は、イオンなどで手に入るマルシン食品「テンペ」の匂いや味、栄養素などについてご紹介します。
「テンペ」って、そもそも何?
「テンペ」とは、麹の一種「テンペ菌」によって、ゆでた大豆を発酵させた食品です。豆の粒の間に菌糸が入り込んで固まり、板状の塊になっています。
インドネシアで古くから食べられているテンペは、アメリカでも「肉に代わるヘルシーな食品」として、注目されています。
体に優しい栄養素がいっぱい
マルシン食品の公式ホームページによると、「テンペ」に含まれる栄養素は、植物性たんぱく質・ビタミンB群・リノール酸・ミネラル・イソフラボンなど。ストレスの緩和効果が期待される「GABA」も含まれています。
発酵によってたんぱく質が分解され、吸収されやすくなっているので、お腹にも優しそうですね。
原料となる大豆には、新潟県産の「エンレイ」を100%使用。安心して食べられます。ちなみに、マルシン食品は新潟県の会社。インドネシア由来の「テンペ」ですが、地元産へのこだわりが感じられます。
たんぱく質を必要なだけ食べるのは、けっこう大変
出典:photoAC
体を作るもとになり、体の調節機能にも役立つ、たんぱく質。
厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2020年度版)』によると、健康な50~64歳が1日の食事でとると良いたんぱく質の量は、女性50g、男性65g。
ゆで卵に換算すると、女性約8個分、男性約10個分にもなります(文部科学省『食品成分データベース』より計算)。
ゆで卵だけに頼る人はいないと思いますが、こうしてみると、たんぱく質を必要なだけ食べるのって、けっこう大変です。
学生時代にスポーツをしていた人や、体を動かす仕事をしている人。体力に自信がある人でも、ある程度落ち着いた年齢になると、活動量が減り、食べられる量も少なくなってしまうものです。
たんぱく質のために肉や魚、卵を多く食べたくても、胃もたれしてしまいそうですよね…。それに、必要な栄養はたんぱく質だけではありません。
バランス良く食べながら、たんぱく質を意識して多めにとる。そのために、植物性で消化の良い「テンペ」は、頼りになる食材です。
「テンペ」の気になる味と匂いは?
ここまで、栄養豊富な「テンペ」の魅力を語ってきましたが、美味しくなければ食べにくいですね。
生のままで食べられる「テンペ」。まずはこのまま、匂いと味を確かめてみます。
匂いも味も、大豆の煮豆に近い
真空パックを開けて、鼻を近づけてみます。匂いは、大豆の水煮みたいです。
かじってみると、期待を裏切らず、大豆そのものの味。噛むと、ポロッと崩れます。優しい甘さがあるので、豆好きの筆者は、このままオヤツとして食べたいくらいです。
みそ汁とご飯に「テンペ」を入れてみた
出典:筆者にて撮影(「テンペ」ご飯と「テンペ」みそ汁)
マルシン食品の公式ホームページでは、「テンペ」のアレンジレシピを見ることができます。今回はあえてシンプルに、「テンペ」入りの、みそ汁とご飯を作ってみることに。
まずはご飯から。
炊飯器に2合分のお米と水をセットして、「テンペ」15g(1袋の6分の1くらい)を塊のまま乗せます。
スイッチを押して、炊飯スタート。
炊いている間に、みそ汁を作ります。
ご飯に使った残りのテンペを1cmくらいの大きさに切り、水を張った鍋に入れて火をつけます。煮立ったら「ほんだし」を投入。ワカメやネギを加え、いつものみそ汁を作ります。
そうしている間にご飯が炊けたので、炊飯器を開けてみます。「テンペ」は塊のままですが、しゃもじでつつくと簡単にほぐれます。全体に混ぜ込んで、できあがり。
味の感想は?
「テンペ」尽くしの、みそ汁とご飯ができました!さっそく試食してみます。
ご飯からは豆の甘い香りがして、何だか癒されます。
「テンペ」部分だけ食べてみると、生の時よりネチッとしていて、いい舌ざわりです。
焼いたタラコにも、よく合いました。タラコの味を邪魔せず、そっと甘さを添えてくれる「テンペ」ご飯。
次に、みそ汁です。同じ大豆どうしなので、「テンペ」とみその相性は抜群。粒に噛み応えがあり、ほのかな甘みが楽しめます。
他の野菜をもっと入れたら、「食べるみそ汁」としてボリュームある一品になりそう。
普段の食事に、「テンペ」をチョイ足ししてみませんか?
匂いや味にクセがなく、様々な料理に使えそうな「テンペ」。
「今日の食事は、簡単でいいかな…」という時も、ご飯やみそ汁に加えるだけで、簡単に栄養価をアップできます。
たんぱく質や発酵食品をとりたい方は、試してみる価値があると思います。スーパーで見かけたら、ぜひ!
参考