埼玉の吉見百穴の穴がいくつあるか知ってる?|旅する雑学(35)
埼玉県吉見町にある吉見百穴は、古墳時代末期である6世紀末~7世紀後半に造られた横穴墓群です。大正12年には国の史跡に指定されており、昭和19年~20年ごろには大規模な地下軍需施設が造られるなど、その歴史はとても深く貴重なものです。
現在では横穴を間近で見られ、吉見町を代表する観光スポットとして有名ですが、この横穴が実際にいくつあるのか、数えたことはあるでしょうか?
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旅する雑学「吉見百穴の穴の数」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(実際に確認されている横穴の数は219基でした)
正解は、「219基」でした。
現在確認されている横穴の数は219基。横穴のほとんどの壁際には、10~20センチほどの段がつくられており、死者を安置していた場所だとされています。一つの横穴に二つの段があり、これは複数の方が葬られる「追葬」が前提であることが伺えます。
また、一部の横穴には国の指定天然記念物であるヒカリゴケが自生しており、生育に必要な条件が揃いにくい関東平野でこのヒカリゴケが見られることはとても貴重であるといえます。