60代・人生の終盤、自分らしさを見つけたい|悩みを解決!(14)
出典:編集部にて作成
ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。
でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。
この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、しげはる先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!
【今回のご相談】人生の終盤に向けて自分らしい何か?を見つけたいというお悩みです
■年代:60代 ■性別:女性 ■相談カテゴリ:老後・夫婦関係
─── 今回ご紹介をするのは、このまま歳を重ねて普通のおばあちゃんになってしまう前に、自分らしいことをしたいけど、何をしたいのか分からないという60代の女性のお悩みです。
「これまで、経済的に困ることもなく安定した生活を送り、子供達も独立していきました。やっと自分自身に目を向ける時がやってきました! ですが、私には何もないように感じて、人生の終盤に向かって何か自分らしいことをしたくてもがいています」
「華道を学び師範になるとか、茶道を始めてみるとか。でも夫からは、本当にやりたい事なの? できるの? 生産性が無いねと言われて、いつもへこんでいます」
「私だって、できれば収入になることがしたいと思っています。そして、その収入を自由に使いたいな~と思っています。ガーデニングの資格を取れば、収入にも繋がるかも? と思ったりもします。私には何が向いているのか分からなくて困っています」
【お答え】 まず、ご夫婦の関係を良くすることからはじめましょう。それが基本です
「今回のお悩みは、贅沢なお悩みだな~と感じる方もいるかもしれませんね。ですが、どんなお悩みもご本人にとっては大変重要なお悩みです。何故なら、お悩みを解決することでその後の人生が大きく変わるからです」
「いろいろとお話を聞くと、学生時代にはバスケットボール部でキャプテンだったそうです。体育会系の奥様が華道の話をしても、本当にやりたいのか? と言われてしまうのも少し納得してしまいます。ごめんなさいね。人を纏める等・チームワークが大切なお仕事の方が得意なのではありませんか? と伝えると納得していましたね」
「ですが根本はそこではありません。とにかく旦那様を褒めるようにお伝えしました。最初は違和感があったようですが、僕を信じて実行していました。大変素直で明るい方です」
「そうしていると、夕食のときに『美味しかった』なんて言ってくれるようになったそうです。『ありがとう』なんて自然に言えてしまった! と、ニコニコお話しされているのが印象的でした」
「そのうちに、何かやりたいことがあるのか? と相談に乗ってくれるようになったそうで、今では一緒に考えているそうです。あまり口出しされるのも微妙ですが……とのことですが、今後が楽しみです。」
カウンセラー:しげはる先生
ファンの多いコーヒー専門家が、コミュ力や会話の深め方等でも人気のカウンセラーとなりました。 喫茶店のマスターにでも話すつもりで、お話しください。あなたがたどり着きたいところに届くように、お力添えしましょう。