「たわし」の語源は何でしょう?|お買い物トリビア(10)
出典:photoAC(コロンと丸い姿が可愛いたわし。あなたの名前の由来は?)
お掃除アイテムとして、一度は使ったことがあるたわし。昔は藁(わら)や縄が使われていましたが、より汚れを落としやすいシュロ(ヤシ科の植物)を使ったたわしが普及すると、一般家庭で多く使われるようになりました。
その後、シュロの生産が落ち込み、現在はより硬いヤシの繊維(パーム)などを使って作られるようになっています。そんな、誰もが使ったことがある「たわし」ですが、なぜ「たわし」という名前なのか知っていますか?
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お買い物トリビア「たわしの語源」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(長い間愛されている理由は歴史が物語っていますね!)
正解は、「漢字で『束子』。読んで字のごとく『束ねたもの』という意味」です。
昔は藁(わら)などを束ねて使っており、「持ち手藁」と言っていたようです。そこから「てわら・たわら」と短い名称の呼び名が生まれましたが、「俵(たわら)」と混同してしまうため「たばし」という名になっていったという歴史があるようです。
ですが、昔は濁点がない書き方だったので「たばし」は「たはし」と書き、旧仮名遣いの読み方で「たわし」と呼ばれるようになったようです。
また「子」という字が付いていますが、これは「お菓子」の子と同じで物の名などに添える助辞です。帽子、扇子(せんす)、椅子などにも使われていますね。