宮良殿内の庭は日本の有名な様式が採用されたが、それは?|旅する雑学(194)

沖縄県石垣市。亜熱帯海岸気候に属しており、平均気温は24℃前後と一年中暖かく、四季の感覚が少ない場所です。そんな石垣市は観光スポットとして有名であり、美しいサンゴ礁の海や壮大な自然が迎えてくれるうえに、シュノーケリングやカヌーでのマングローブ林の探索などのレジャーも充実しています。また、博物館もあるので真面目に学ぶことも可能です。
さて、そんな石垣市には宮良殿内(みやらどぅんち)という琉球王国時代の邸宅があるのですが、この邸宅の庭に採用されている日本の有名な様式は何でしょうか?
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旅する雑学「宮良殿内の庭は日本の有名な様式が採用されたが、それは?」の答えはこちら。わかりましたか?

出典:photoAC(庭の様式は枯山水が採用されました)
正解は、「 枯山水 」でした。
宮良殿内(みやらどぅんち)は石垣市にある歴史的建造物であり、建物は国の重要文化財に指定されるほど貴重なものです。この邸宅は1819年頃に行政官の宮良親雲上当演が建造しましたが、琉球王府から「身の丈に合わない」と難癖を付けられ、なんと5回も取り壊しを命じられたそうです。
そして仕方なく一度茅葺きに改造したのですが、1899年になんとか復元されました。庭に関しては、当時の有名な庭師であった城間親雲上という人物が、和風の枯山水を採用して仕上げたそうです。琉球と和風の組み合わせはなかなか趣があります。


