ハウスバーモントカレーの〝バーモント〟とは?|お買い物トリビア(97)

出典:photoAC(家庭でも簡単にカレーが作れるハウスバーモントカレー。※写真はイメージ)
カレーライスは、昔から日本人に人気のあるメニューです。カレーライスが日本で食べられるようになったのは明治時代のことのようですが、そのころはまだ、レストランなどでしか食べることができないごちそうでした。
カレーライスが家庭でも広く食べられるようになったのは大正時代以降のことで、より簡単にカレーを作ることができるカレー粉も販売されるようになりました。昭和時代には、さらに多くの家庭で作られるようになり、お湯に溶かすだけで簡単にカレーを作ることができる固形状のルーも販売されるようになります。
たくさんの種類のカレールーがこれまでに販売されてきましたが、その中でも、発売当初から根強い人気があるのがハウスバーモントカレーです。作って食べた人も多いでしょう。さて、この商品の名前である「バーモント」には、どのような意味があるのでしょうか。ご存じですか?
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お買い物トリビア「ハウスバーモントカレーの〝バーモント〟とは?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(リンゴとハチミツが入ったハウスバーモントカレー。※写真はイメージ)
正解は、「 アメリカのバーモント州のこと 」でした。
ハウスバーモントカレーが日本ではじめて発売されたのは1963年のことです。子供でもおいしく食べることができるカレーを作ることを目的に開発されました。それまでのカレーライスは、大人向けの食べ物として人気があったのですが、ハウスバーモントカレーが誕生したことによって、子供にも人気のメニューとなりました。
ハウスバーモントカレーの開発者が子供の口にも合うように工夫したのは、カレーに甘さをプラスすることでした。甘さをカレーに出すために、ハチミツとリンゴを使用したのです。これらの材料を使用することによって、自然な甘みをカレーに加えることができました。
バーモントカレーという名称も、ハチミツを使用していることと大きな関係があります。アメリカのバーモント州には、リンゴで作ったお酢とハチミツを使用した健康法があり、長生きをしたい人などにこの健康法は人気がありました。ハウスバーモントカレーという商品名は、この健康法にちなんでつけられています。