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チロルチョコはどうして大きくなった?|お買い物トリビア(94)

出典:photoAC(チロルチョコはたくさん食べた思い出がありますね。※写真はイメージ)


チョコレートの代表的なカタチといえば、板状のものをイメージする方も多いですよね。しかし、四角い一口サイズといえば、どうでしょうか。多くの方があのチョコレートを思い浮かべるのではないでしょうか。そう、それが「チロルチョコ」です。

 

現在は、きなこもちの味わいのチロルチョコが爆発的な人気を集めていますが、ひと昔前はヌガーやミルクといった味わいのチロルチョコが人気でした。価格も110円だった…という世代の人もいるはずです。

 

最近はコンビニなどでも販売されていますが、「少し大きくなった?」と思いませんか?その理由をご存じでしょうか。

 

 

お買い物トリビア「チロルチョコはどうして大きくなった?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(コンビニレジを通すためだったのですね)

 

正解は、「 バーコードを印刷するため 」でした。

 

チロルチョコは、2代目社長(松尾喜宣氏)が作りました。当時「戦後の貧しい時代に子どもたちも買える10円でチョコレートを作る」という思いがあったそうで、そこから手頃な価格帯で誕生したものでした。

 

余談ですが、発売当初のチロルチョコは四角ではなく、3つ山になったチョコレートでした。ところがオイルショックの物価高騰により値上げをせざるを得なくなりました。そして、当初の思いを貫くために、つまり10円で提供し続けるために、山を1つずつに切ったサイズにして10円となるチロルチョコにしたところから、今の形になっています。

 

そして、3代目社長の時代にコンビニでチロルチョコを販売するといった試みをした際、サイズを変えることになります。その理由は、コンビニならではのレジに通すためです。包装紙にバーコードをつける必要があったということもあり、通常のものよりも一回り大きくして販売する運びとなったのです。

 

もちろん、一回り大きいため、これまで以上に食べ応えをアップさせることにも成功しています。バーコードをキレイに印字するため、大きくなったというのが正解でした。

 

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