江戸時代。清水の舞台から飛び降りた人数は何人?|旅する雑学(141)
清水寺といえば、京都屈指の人気観光スポットです。国宝の本堂から眺める景色は「京都の三大絶景」の一つとして有名で、多くの観光客が訪れています。
「清水の舞台から飛び降りる気持ちで……」と決意を固めて行動に移す際に用いることがありますが、その清水の舞台は高さが約13メートルあり、飛び降りれば命を落とすか大ケガをしてしまう可能性が高いです。
清水寺の記録「清水寺成就院日記」に、江戸時代中期元禄7年(1694年)から江戸時代末期元治7年(1864年)までの間に、舞台から飛び降りた人の数が記されていたそうです。その人数とは、およそ何人だと思いますか?
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旅する雑学「江戸時代。清水の舞台から飛び降りた人数は何人?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(見上げると清水の舞台の高さを実感!)
正解は、「 およそ230人 」でした。
記録によれば、未然に引き留められた人を合わせて、234人が舞台から飛び降りた(飛び降りようとした)という驚愕の事実がわかります。
そして死亡者は34人。意外に生存者が多いことがわかります。江戸時代は、舞台下に草木が生い茂っており、これらがクッションの役割となって、飛び降りた多くの人の命を救うことになったのでしょうか。
飛び降りた理由は、観音様に命を預けて飛び降りることで、命を救われ、願いが叶うと信じられていたからだそうです。
1872年(明治5年)には京都府が飛び降り禁止令を出したことから、風習は次第に沈静化。安全策として防止用の竹矢来も組まれました。
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