ロジャー堀が伝授!初心者におすすめのミニ株投資の始め方|投資勉強会
出典:編集者
初心者にとって、「まとまった元手がない」という悩みはよくあります。それに、経験が少ないうちに大きな額を投資して、もし損をしたら……と不安に感じる方も多いでしょう。
そこで、長年株式投資の世界に身を置いている僕がおすすめするのが、ミニ株投資です。
投資は、経験を重ねることでリスクへの理解が深まり、より効果的な判断ができるようになります。
「ミニ株」を活用すれば、損失やリスクを最小限に抑えながら投資経験を積み、勝てるトレーダーへの一歩を踏み出せるんです!
本記事では、「ミニ株投資の基礎知識」から「初心者がミニ株で経験を積む方法」、「ミニ株を活用して勝ちを目指す具体的な方法」まで詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、資産運用の初心者でも実践できる、効率的な投資方法を学んでくださいね。
もくじ
少額から投資できるミニ株とは?
「ミニ株」とは、「単元未満株」とも言い、通常の単元株数にとらわれずに少額から株式を購入できる方法です。
日本株式市場において、多くの銘柄は「100株単位」でしか購入できません。
これにより、株価が高い企業に投資する際は、まとまった資金が必要になります。
例えば、1株5,000円の企業に投資する場合、最低でも50万円が必要です。
これでは少額投資を希望する初心者には難しく、資金のハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、ミニ株であれば、1株単位で取引できるため、投資初心者でも数万円から投資をスタートできます。
少ない資金で様々な企業に分散投資が可能で、リスク管理をしながら投資経験を積むことができる点も大きなメリットです。
リスクを最小限に抑えつつ投資経験を積みたい方にとって、積極的にミニ株を選ぶのは戦略の1つと言えるでしょう。
ミニ株を購入するメリット
①少額から始められる
ミニ株なら1株単位で購入できるため、数千円から投資を始めることも可能です。少額資金で分散投資を行うのにも適しています。
②リスク分散がしやすい
少ない資金でも、複数の銘柄に分散投資ができるため、特定の銘柄に依存せずリスクを分散できます。
これにより、初心者でもリスクを抑えた投資が可能です。
③手軽な売買で経験を積める
ミニ株投資は少額で始められるため、投資初心者が実際の市場経験を積むには最適です。
市場の動向をチェックしながら少額ずつ銘柄を購入し、成長を見守ることで、経済や企業についての知識も自然に身についていきます。
ミニ株を購入するデメリット
①手数料が割高になる可能性がある
一部の証券会社では、ミニ株の取引手数料が割高になる場合があります。
せっかく少額で投資ができるのに、手数料で利益を圧迫されてしまっては勿体無いですよね。ミニ株投資をする際には、事前に各証券会社の手数料体系を確認しておきましょう。
②流動性が低い銘柄もある
ミニ株は少額で取引が可能なため初心者が利用しやすい一方で、実際の市場での取引量が少ない傾向にあります。
特に人気がない銘柄や、流動性の低い銘柄をミニ株で購入すると、売り手や買い手が限られるため、思ったようなタイミングで取引ができない場合も考えられます。
「銘柄の流動性」とは、その銘柄が市場でどれだけ簡単に売買できるかを示す指標です。
流動性が高い銘柄は、売りたい時にすぐ売れ、買いたい時にすぐ買えるため、取引がスムーズに行えます。
逆に、流動性が低い銘柄は、取引量が少ないため売り手や買い手が見つかりにくく、売買が成立しにくいというデメリットがあります。
関連記事
毎月10万円赤字!老後資金を投資で増やすのはアリ? | ロジャー堀の資産運用お悩み相談
ミニ株以外にも、リスクを抑えた投資法について解説しています。
あなたの資産運用のお役に立てれば幸いです。
ミニ株投資で経験を積むには?
ミニ株投資は、経験の浅い初心者が投資経験を積むのに最適と言えるでしょう。
ミニ株ならではの柔軟性を活かして、リスクを抑えながら株式市場の動きや投資の基本を学んでいく方法を解説します。
業界動向を追って分析スキルを磨く
銘柄の成長には、その企業が属する業界や市場の動向が大きく影響します。
日々のニュースを通じて、企業がどのように影響を受けるかを学ぶと、将来の成長性が予測しやすくなります。
まずは、ニュースなどを見ながら「なぜこの企業の株価が変動しているのか」を考える習慣をつけましょう。
少額からトレンドを掴む練習をする
ミニ株を利用することで、小規模の資金で市場のトレンドに乗る方法も学べます。
例えば、注目の技術分野(AI、クリーンエネルギーなど)や、季節ごとの売れ筋商品を提供する企業に投資することで、トレンドの影響を実感しやすくなります。
初心者におすすめ!外国株も試してみる
国内の株式投資に加えて、海外市場にも目を向けることで、投資の幅を広げることができます。
特に、アメリカのNY市場(NYSEやNASDAQ)は世界最大級の株式市場。
成長力のある企業が多く上場している点が最大の特徴です。
そして何より、NY市場では、ほとんどの企業が1株単位から購入ができます。
1株数万円の企業だとしても1株単位で購入できるため、日本市場に比べて少ない資金で投資を始められるのです。
1株5,000ドルの株を、数百ドル単位で買える「部分株(Fractional Shares)」を提供している証券会社もあります。
Apple、Amazon、Google(Alphabet)のような一流企業でも少額から投資できるため、リスクを抑えながら経験を積みたい初心者にうってつけです。
日本とNY市場を組み合わせて利益を狙おう
日本市場とNY市場を組み合わせることで、少額からでもリスク分散と成長機会を最大限に高めることができます。
日本市場ではお宝銘柄を見つけ出す
日本市場で成功する鍵は、株価がお手頃で、成長ポテンシャルの高い「お宝銘柄」を見つけることと言えます。
国内市場の情報は比較的掴みやすいので、ニュースや業界の動向をチェックすることで、有望なミニ株を発見することが可能です。
特に、自動車関連や製造業、消費財など、日本独自の強みを持つ企業に注目すると良いでしょう。
NYの市場では有名株を安く買う
NY市場では、一流のグローバル企業に少額から投資できるチャンスがあります。
株価が一時的に下がったタイミングで有名企業を安く購入し、長期的に保有することで、将来的なリターンを期待できます。
株式投資は少額からでも勝ちを狙える!
いかがでしたか?
ミニ株投資は、初心者がリスクを抑えながら投資の経験を積むのに適した方法です。
また、日本の市場とNY市場の株を組み合わせれば、少額からでも十分に利益を狙うことが可能になります。
リスクを管理しながら、成長ポテンシャルの高い銘柄を見つけ出すことが投資での成功のカギです。
株式市場に広がる無数のチャンスを逃さないためにも、まずは焦らず、少額からでも確実に利益を出す方法を試してみてくださいね。
自分に合った投資戦略を見つけ、楽しみながら資産を増やしていきましょう。
僕が考案した、市場が特殊な動きを見せる朝の10分間を活用して利益を狙うノウハウも、WEB講座にて「無料公開中」です。
少額から手堅く利益を狙う方法を分かりやすく解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
出典:筆者にて撮影(ロジャー堀プロフィール画像)
元タカラ社(現タカラトミー社)役員
(その他、複数の上場企業の役員歴あり)
株式アナリスト 投資コンサルタント
ロジャー堀
野村證券、上場企業2社(タカラトミー、インデックス)の役員を歴任し、2007年に日本マネジコを創業。「短期間で倒産寸前の状態から設立以来の絶頂期へと蘇らせるスペシャリスト」として上場企業の経営者から絶大な信頼を寄せられる。
タカラとトミーの合併など日本の経済界に名を残す大企業の再建を成功させるなど、堀氏がプロデュースした企業は数知れず。
これまでに請け負った会社再建で創り上げた時価総額は総額1兆円を超える。著書に『Yahoo!ファイナンス公式ガイド』など。
※本記事は、有価証券への投資を勧誘することを目的としておらず、また売買を推奨するものや利益を保証するものでは御座いません。
投資リスクをしっかりご理解の上、最終的な投資判断はご自身で行うようお願いします。