RSウイルス感染症にご注意を!シニア世代も知っておきたい感染症の基礎知識
出典:GSK
シニア世代で注意が必要な感染症にインフルエンザや新型コロナウイルス感染症に加え、RSウイルス感染症もあります。
RSウイルス感染症は、乳幼児や高齢者まで影響を及ぼす可能性がある呼吸器感染症です。
近年、感染者数は夏に増加し、秋にピークを迎える傾向がみられましたが、2021年以降は春から初夏にかけて増え続け、夏にピークを迎えるようになっています1)。
シニア世代の皆さまが日常生活を楽しむため、普段から感染症に気をつけておくことは大切です。
例えば、趣味や旅行など、楽しみにしている予定を楽しむことができないのは残念ですよね。
RSウイルス感染症について理解し、予防方法について知っておきましょう。
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RSウイルス感染症とは?
RSウイルスは、2歳までにほぼすべての子どもが感染するとされています2)。
しかし、その後も生涯にわたって何度も感染と発症を繰り返します。
そのため、乳幼児だけでなく、成人や特に高齢者にも影響を及ぼすことがあります。
発症すると風邪のような症状(咳、鼻水、発熱など)が現れ、多くの方は数日で回復しますが、場合によっては喘鳴(ぜんめい)(「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」という呼吸音)や呼吸困難などの症状が現れ、中には肺炎などに進展することもあります1)。
高齢者や基礎疾患のある人、免疫機能が低下している人は、特に注意が必要です3)。
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RSウイルス感染症予防について日常生活などでできること
人が集まる場所にお出かけする際には、RSウイルスの感染に注意しましょう。
RSウイルス感染症の予防には、基本的な対策が効果的です。
以下のポイントを心がけることで、日常生活を楽しむことができます。
また、健康状態に不安がある場合は、あらかじめ医師に相談しておくことも大切です。
1.手洗い・消毒の徹底1)
RSウイルスは手を介して体内に侵入することが多いため、外出先から帰宅した際には石鹸での手洗いやアルコール消毒を徹底しましょう。
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2.マスクの着用1)
咳やくしゃみによる飛沫感染を防ぐために、鼻汁、咳などの呼吸器症状がある場合はマスクを着用することが効果的です。特に人混みや密閉された場所では、マスクの使用を心がけてください。
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3.混雑した場所を避ける4)
RSウイルスは飛沫や接触を通じて感染します。感染が流行している時期には、人混みを避けることが重要です。
4.バランスの取れた食事と十分な睡眠
免疫機能を保つためには、栄養バランスの良い食事と質の高い睡眠が不可欠です。食事では、さまざまな食品から栄養素をバランスよく取り入れましょう。
5.予防接種の検討1)
60歳以上の方には、予防接種という選択肢があります。医療機関で相談し、必要に応じて予防接種を受けることを検討してみてください。
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RSウイルス感染が疑われたら早めの対応を
高齢者や基礎疾患のある人がRSウイルスに感染して発症した場合、肺炎などを引き起こすこともあります3)。
症状が長引く場合や息苦しさなどを感じる場合は、早めに医療機関を受診して医師に相談するようにしましょう。
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最後に
RSウイルス感染症は、乳幼児だけでなく高齢者にも影響を及ぼす感染症です。
日常生活を楽しむためにも、日々の暮らしで予防を心がけ、健康なセカンドライフを守りましょう。
感染または発症が疑われる場合は、無理をせず早めに医師の診察を受けることが大切です。
RSウイルス感染症についてさらに詳しく知りたい方は、下記の画像をクリックしていただけますと詳細をご覧いただけます。
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正しい知識と対策で、安心して毎日を元気に過ごしましょう!
1)厚生労働省: RSウイルス感染症Q&A(令和6年5月31日改訂)
2)国立感染症研究所: IDWR 2013年第36号 〈注目すべき感染症〉 RSウイルス感染症
3)Centers for Disease Control and Prevention (CDC): RSV in Older Adults
4)国立成育医療研究センター: RSウイルス感染症(2024年10月1日)
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NP-JP-NA-ADVR-240007 作成年月2024年11月