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ならまちの町屋の軒下に吊るされた、赤く丸い物体とは?|旅する雑学(121)

出典:photoAC(よく見ると丸くて赤い物体は丸まった人間?のようです)


奈良市内、元興寺周辺の古い町屋が建ち並ぶ歴史的景観地区である「ならまち」は、人気の観光スポットのひとつになっています。重要文化財の十輪院や今西家書院などの建造物をはじめ、奈良の町屋の様式を見学できるならまち格子の家、古民家を再生したカフェなどが点在し、多くの観光客を魅了しています。

 

ならまちでは、多くの町屋の軒先に赤く丸い物体が何個も吊るされているのが特徴的ですが、どんな意味があるものかご存じですか?

 

 

旅する雑学「ならまちの町屋の軒下に吊るされた、赤く丸い物体とは?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(庚申(こうしん)さんの使いである申(さる)のお守りでした)

 

正解は、「厄除けの身代わり申(さる)でした。

 

ならまちの町屋には、災いや病気から身を守る魔除けのお守りである「身代わり申(さる)」が吊るされています。大きなものから小さなものまで数多くぶら下がっているのは、お願い事の数や家族の人数に合わせているためで、丸まった申(さる)の背中に願い事を記すのが習わしです。

 

江戸時代に広まった庚申信仰の名残りであり、ならまちにある奈良町資料館では数々の身代わり申の展示と手作り身代わり申が販売されています。

 

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