鎌倉の大仏の作者は誰? |旅する雑学(108)
日本を代表する観光地のひとつである鎌倉。そこには大仏殿を有する高徳院があります。「露坐の大仏」として名高い高徳院の本尊、国宝銅像阿弥陀如来坐像です。
この大仏はほぼ造立当初の像容を保ち、我が国の仏教芸術史上ひときわ重要な価値を有しています。鎌倉を観光する理由は、ほとんどがこの大仏にあります。
ではこの大仏の作者は誰だと思いますか?
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旅する雑学「鎌倉の大仏の作者は誰?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(このような後世に残る大仏の作者なのに不明とは……)
正解は、「誰が作ったのか不明」でした。
北条得宗家の正史『吾妻鏡』によれば、その高徳院の造立が開始されたのは1252( 建長四) 年です。制作には、浄光という僧が勧進した浄財が当てられたとも伝えられています。
もっとも、この大仏の創建当時の事には不明な部分が多く、未だ像の原型作者すら特定されるに至っていません。この有名な大仏でも、作者不明なんですねー。