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蛾の駆除方法やマイマイガも含めた蛾の特徴を解説

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蛾は多様な種類が存在し、農作物や衣類に被害を与える場合もあります。

 

とくにマイマイガのような種類は広範囲にわたって被害をもたらすため、注意が必要です。

 

本記事では蛾の基本的な特徴から、効果的な駆除方法まで詳しく解説します。

 

蛾の生態を正しく理解して適切な対策を講じれば、被害を最小限に抑えられます。

 

蛾の被害に悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

蛾の特徴

 

出典:photoAC

 

蛾は外見や生態において多様性が豊かな昆虫です。

 

一般的には夜行性であるほか、独特の方法で飛ぶなど、それぞれの種類に特有の特徴があります。

 

蛾の基本的な特徴と、その多様性について掘り下げます。

 

「蛾」は完全変態の昆虫

 

蛾は完全変態を遂げる昆虫の一種です。完全変態は卵から幼虫、さなぎを経て成虫になる成長過程を指します。

 

完全変態の過程は、蛾の生態を理解するうえで重要なポイントです。

 

とくに幼虫期の蛾は食欲が旺盛であるため、人間や農作物に多くの被害をもたらします。

 

成虫になると、繁殖を目的とした活動が中心に切り替わります。

 

幼虫期の特徴

 

幼虫期の蛾にとって、主な餌は植物の葉です。そのため蛾が幼虫期をむかえると、農作物や樹木への被害が深刻化します。

 

幼虫の形態や色は種類によって異なり、一部の蛾には毒性があるため注意が必要です。

 

また、幼虫期は成長が早いため、環境によっては蛾が大量発生するケースもあります。

 

成虫期の特徴

 

成虫になった蛾は、主に繁殖を目的に活動します。

 

多くは夜間に活動し、光に引き寄せられる性質を持っていることが特徴です。

 

成虫の蛾は不気味な羽を持つ種類が多く、見た目に不快感を覚える方も少なくありません。

 

また、一部の種は衣類や食品に被害を与えるケースがあるため、十分な対策が必要です。

 

蛾の種類

 

蛾の種類は非常に多岐にわたるため、生態や寄生する場所もさまざまです。

 

たとえば、セミヤドリガはセミに寄生する特異な生態を持ちます。また、ボクトウガやハチノスツヅリガは肉食性を示し、他の昆虫を捕食します。

 

乾燥菓子に寄生するノシメマダラメイガや、乾燥羽毛や絨毛を餌とするイガなどの種もいます。

 

こうした蛾にとって、露地栽培やハウス栽培で生産される植物などは、産卵する場所として絶好の環境です。

 

蛾にとっては野菜や果樹、草花から竹林まで幅広い植物が魅力的な産卵場所となり得ます。

 

蛾の種類によって寄生する場所や餌の種類が異なるため、被害に悩んでいる方は原因である蛾の種類を正確に識別し、適切な対策を講じる必要があります。

 

蛾の種類別の特徴

 

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蛾は日本国内で約6000種が確認されるほど多様性に富んだ昆虫で、数ミリメートルの微小種から300ミリメートルに達する大型種までさまざまです。

 

数ある種類のなかから、とくに被害の原因となる4種類の蛾について、毒性の有無や好む植物などを紹介します。

 

マイマイガ

 

マイマイガは6月から7月にかけて成虫になる蛾です。

 

雌成虫は樹木に300個から400個の卵を産み、自らの毛で卵塊を覆います。

 

マイマイガの卵は越冬し、4月頃に幼虫が孵化します。約3か月の幼虫期間で葉を食べて成長し、体長は約60ミリです。

 

幼虫期はクリやハンノキ、ニレ、ケヤキ、コナラ、クヌギ、ウメ、バラ、サクラ、リンゴなど多様な植物を好んで食べます。

 

マイマイガは日本全国に広く分布しており、農業や園芸に影響を及ぼす事例も少なくありません。

 

毒性は持っていないため人間に直接的な害はありませんが、大量発生すると不快感を感じる方も多いでしょう。

 

アメリカシロヒトリ

 

アメリカシロヒトリは年に2回から3回発生する白色の蛾です。

 

幼虫は5月から7月、および8月から9月にかけて見られ、樹木に糸を張りながら集団で生活します。

 

幼虫までは集団で葉を食べて育ち、被害が激しい場合は街路樹などの葉を丸坊主にするケースもあります。

 

3歳以降は分散して生息し、ほどなく蛹化して成虫となります。

 

アメリカシロヒトリの幼虫の主な餌はサクラ、プラタナス、ポプラ、ニセアカシヤ、ヤナギ、バラ、リンゴ、ミズキ、カエデ、クワなどの植物です。

 

アメリカシロヒトリは日本全国に分布しており、しばしば庭園や農作物に被害をもたらします。毒性はなく、人体には無害とされていますが、幼虫による植物への被害は甚大です。

 

ドクガ

 

ドクガは強い毒性や特徴で知られる蛾の一種です。

 

ドクガの幼虫は、触れると皮膚炎を引き起こす毒針毛を持っています。毒針毛に触れると激しいかゆみや痛み、発疹を伴うことがあるため注意が必要です。

 

ドクガの幼虫は、クリ、ハンノキ、ニレ、ケヤキ、コナラ、クヌギ、ウメ、バラ、ハンノキ、サクラ、リンゴなど、多様な植物を好んで食します。

 

成虫のドクガは花の蜜や樹液、果汁を主な餌として、日本全国に分布しています。

 

ドクガを駆除する際は、幼虫なのか成虫なのかによって異なる対策が必要です。

 

幼虫には物理的処分や殺虫剤の使用が一般的で、成虫の場合は蛾が飛んできて困っている場所に殺虫剤をスプレーすると効果的です。

 

イラガ

 

イラガは日本に30数種生息する、鱗翅目イラガ科に属する蛾の一種です。

 

成虫は中型から小型で、夜間に活動し、羽を広げた幅は30から35ミリ程度です。体色は淡黄褐色で、羽の先は丸みを帯びています。

 

イラガの幼虫はナマコ型で、黄緑色の体に褐色の斑紋があり、多数の毒棘を備えた肉状突起が背面に並んでいます。

 

毒棘に触れると激しい痛みを引き起こすため、注意が必要です。

 

イラガの幼虫はカキ、ウメ、モミジなどの果樹園や庭園の樹木に発生し、年に1回のペースで発生します。

 

イラガ類には他にもアオイラガやヒロヘリアオイラガなどがあり、イラガと同様に毒棘を備えた幼虫が有名です。

 

マイマイガの被害

 

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マイマイガの大量発生は、人々の健康や生活、さらには農作物にも深刻な影響を及ぼします。

 

マイマイガはドクガ科に属する大型の蛾で、被害を最小限に抑えるためには生態や発生パターンについて十分な理解が必要です。

 

マイマイガによる人間への影響と農作物への被害を紹介します。

 

人に対する被害

 

マイマイガは人間に対してさまざまな影響を及ぼします。

 

マイマイガの幼虫には体毛があり、これが肌に触れるとかぶれをはじめさまざまな肌トラブルを引き起こすため注意が必要です。

 

また、成虫になったマイマイガは直接的な健康被害は少ないといわれていますが、鱗粉が皮膚や目に付着するとかゆみを感じる場合があります。

 

さらに、マイマイガが大量発生した場合は、数によっては市民生活に影響を及ぼす可能性もあります。

 

たとえば2009年に北海道で大量発生した際には、マイマイガが街中に群がり、日常生活に支障をきたしました。

 

建物や街灯などに大量に群がるマイマイガは、見た目の恐怖のみならず、清掃面でも大きな負担です。

 

マイマイガの大量発生を未然に防ぐためにも、発生を抑える対策や、発生時の適切な対応方法を知っておかなければなりません。

 

農作物の被害

 

マイマイガは人間のみならず、農作物に対してもさまざまな被害をもたらします。

 

たとえば新潟県ではマイマイガの大量発生が報告されており、ブルーベリーやリンゴなどの果実類をはじめ、野菜や花などが食害の被害を受けています。

 

マイマイガの幼虫は多種多様な樹木や草木の葉を好み、それらを餌に成長するため、農作物の生育に重大な影響を及ぼす事例が少なくありません。

 

また富山県滑川市では、マイマイガの卵塊が電柱に産み付けられるケースが報告されています。

 

マイマイガの卵塊が孵化すると、幼虫が農作物を食害する可能性が高まるため、適切な対処が必要です。

 

マイマイガの成虫は8月頃に産卵し、卵は冬を越して4月頃に孵化します。一方で幼虫は6月頃までさまざまな樹種の葉を食害し、農作物に被害を与えます。

 

農作物への被害を最小限に抑えるためには、早期の防除が重要です。

 

蛾の駆除方法

 

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とくにマイマイガのような種は産卵期間が長く、夏から翌年の春にかけて卵塊が壁に固定されるケースが珍しくありません。

 

蛾による被害を最小限に抑えるためには、産卵自体を阻止する必要があります。

 

蛾の対策のなかでも、家庭で簡単に実践できる3つの方法を紹介します。

 

防虫ネット

 

防虫ネットは蛾の侵入を物理的に防ぐ、最もシンプルで基本的な方法です。

 

とくに窓や換気口に設置すれば、蛾の家屋内への侵入を効果的に防げます。

 

ネットの目の大きさは蛾の種類によって異なり、一般的には目の細かいネットがおすすめです。

 

ネットを取り付けたあとはほったらかしにせず、定期的に状態を点検し、汚れていれば清掃しましょう。ネットが破損したまま放置していると、防止効果は著しく低下します。

 

さらに、設置場所や方法によっては風通しや日光の取り入れに影響を与える可能性があるため、ネットを設置する際は注意が必要です。

 

誘蛾灯

 

誘蛾灯は蛾を光に引き寄せて捕獲する方法です。

 

夜間に活動する蛾にはとくに有効な捕獲方法で、一般的には庭や畑などの屋外で使用します。

 

誘蛾灯の大きなメリットは、化学物質を使用しないため環境に優しい点です。

 

ただし、誘蛾灯を設置する場所によっては、他の昆虫や動物を誤って引き寄せる可能性もあります。

 

また、灯の周囲には蛾が集まるため、不快感を感じる方もいるかもしれません。

 

なお防虫ネットと同様に、誘蛾灯も定期的な清掃とメンテナンスが必要です。

 

とくに捕獲された蛾を処理する際は、毒針や羽の鱗粉に触れないように注意しましょう。

 

フェロモン物質での捕獲

 

フェロモン物質は蛾の生態を利用した駆除方法です。

 

特定の蛾の種類に対して効果的なフェロモンを使用し、引き寄せられた蛾を捕獲します。

 

フェロモン物質を使用する主な利点は、ターゲットとなる蛾の種類ごとに効果の高いフェロモンを選べる点です。

 

しかしフェロモンの種類によっては、任意の種類とは異なる蛾の発生を誘発する可能性があるため、使用時にはフェロモンの特性を十分に確認しましょう。

 

また、フェロモンの効果は時間とともに減少するため、フェロモン物質は定期的な交換が必要です。

 

フェロモン物質を使用する際は、対象となる蛾の種類を正確に把握し、適切なフェロモンを選んで使用しましょう。

 

蛾の卵と幼虫の駆除方法

 

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蛾が成虫になる前の段階で駆除できれば、より確実かつ効果的に被害を抑えられます。

 

蛾の卵の駆除方法と、幼虫の駆除の方法についてそれぞれ詳しく解説します。

 

卵の駆除方法

 

蛾の卵は、主に植物の葉裏に産み付けられます。卵は小さくて発見が難しいため、家で植物を栽培している方は定期的なチェックが必要です。

 

もしも蛾の卵を見つけたら手で潰す、枝ごと取り除く、もしくはテープで取り除く方法が効果的です。

 

手で潰す場合は、卵に毒があったり、成虫の毛が付着していたりするリスクを考慮して、必ず手袋を使用しましょう。

 

なお、卵を寄せ付けないためにも、植物は日頃から清潔に管理しておく必要があります。

 

適度に水や肥料を与えれば、蛾の卵の産卵を防ぐ助けになります。

 

蛾の卵を防止するための駆除剤も市販されていますが、使用する際は環境への影響を考慮しましょう。

 

幼虫の駆除方法

 

蛾の幼虫は葉を食べ、植物にダメージを与えます。

 

植物の葉や茎、果実などに食害を発見した場合は、近くにいる可能性が高いため注意しましょう。

 

幼虫を発見した場合の駆除方法は、手で取り除くか、水で洗い流す方法が一般的です。

 

幼虫を捕獲する際には地面にばらまかないように、丁寧に扱いましょう。

 

また、蛾の天敵を利用する自然農法も有効です。たとえば鳥やカマキリ、アリ、ハチ、ハエ、カメムシ、サシガメ、クモ、テントウムシなどの生物は、蛾の幼虫を捕食できます。

 

市販の駆除剤も効果的ですが、卵を駆除する際と同様に環境への配慮が必要です。

 

蛾による農作物への被害対策方法

 

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蛾から農作物を守るためには、蛾の被害を効果的に防ぐ方法を知っておかなければなりません。

 

とくにマイマイガは農作物に甚大な被害を与えるため、入念な対策が必要です。

 

蛾の被害を最小限に抑えるために、3つの対策方法を紹介します。

 

農薬使用を検討

 

蛾の被害を防ぐためには、農薬の使用が最も一般的で効果的です。

 

とくに幼虫期の蛾を効率的に駆除するためには、農作物や蛾の種類を考慮して適切な薬品を選ぶ必要があります。

 

なお、農薬を過剰に使用すると、農作物や環境への影響が懸念されます。

 

実際に農薬を散布する際は、使用量や頻度に注意し、正しい方法で使用しましょう。

 

用法と用量を守って農薬を使用すれば、環境や農作物、および人体への影響を最小限に抑えつつ、蛾の被害を防げます。

 

定期的な耕起

 

蛾の幼虫は土中で越冬するケースが多いため、定期的な耕起が効果的です。

 

耕起によって幼虫を土の表面に露出させ、天敵による捕食や自然死を促します。

 

また、耕起は土壌の健康を保つ効果もあるため、作物を元気に生育させるためにも効果的です。

 

とくに蛾は土の中で蛹として越冬するため、気温が低い秋から冬にかけて掘り起こせばより効果的に死滅させられます。

 

防蛾灯

 

蛾の光に引き寄せられる性質を利用した防蛾灯は、蛾を誘引して駆除する効果的な方法です。

 

防蛾灯はホームセンターや通販で簡単に入手できるため、畑を掘り起こすよりも手軽に対策できます。

 

加えて、防蛾灯は化学薬品を使用しないため、環境に配慮したい方にもおすすめです。

 

ただし、防蛾灯の設置場所や光の種類には注意が必要です。

 

適切な場所に設置すれば、蛾を効率良く誘引して被害を最小限に抑えられます。

 

まとめ

 

出典:photoAC

 

本記事では蛾の被害に悩んでいる方々に向けて、蛾の特徴と駆除方法について詳しく解説しました。

 

蛾は夜行性で、光に引き寄せられる習性を持つ昆虫です。

 

なかでもマイマイガは農作物に深刻な被害を与えるため、生態や行動パターンを正しく理解して、効果的な対策を講じる必要があります。

 

蛾を駆除するためには、誘蛾灯や防蛾灯などの光を利用した罠を設置する方法が一般的です。

 

他にも、カマキリやアリなど蛾の天敵を用いた自然農法や、農作物に合った農薬の使用などが対策方法に挙げられます。

 

マイマイガをはじめ、蛾の種類によって異なる生態や行動パターンを理解すれば、より効果的に対策を考えられます。

 

蛾の被害に困っている方は、本記事の内容を参考にして、ぜひ効果的な対策を試してみてください。

 

※本記事の情報は2024年2月公開時点のものです。

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