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「皸」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (120)

出典:筆者作成


17世紀ごろまでは、「あかがり」と呼ばれていました。17世紀以降、この語源意識が薄れて今の呼び方になりました。俳句の冬の季語にもなっています。


「皸」という漢字ですが、へんとつくりを入れ替えて「皹」と書くこともできます。その場合も同じ読み、同じ意味になる珍しい漢字なのです。人間だけでなく犬や猫などの肉球にも起こる事があります。


もう、おわかりですね!? 何と読むでしょうか?

 

 

難読漢字クイズ「皸」の答えはこちら。読めましたか?

 

 

正解は、皸(あかぎれ)でした。


「あかぎれ」は17世紀ごろまで「あかがり」と呼ばれ、「あ(足)」+「かがり(ひびわれ)」が語源となります。それが17世紀以降、「あか(垢、赤)」+「がりぎれ(切れ)」という転化が起こり、「赤く切れる」という意味で「あかぎれ」という言葉が定着したものと考えられています。


へんの「軍」は亀(キン)と音が近く亀裂の意味で、文字通り「皮の亀裂」、すなわち「あかぎれ」を意味しています。


寒い毎日です。皸を起こさないように十分なケアをしてください。

 

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