大手町に祀られる首塚は誰のもの?|旅する雑学(87)
ビジネス街として知られる大手町。東京都心に位置し、見渡すところビル、ビル、ビル……。夜になっても明かりが消えることがありません。イルミネーション煌めくきれいな夜景が見られる丸ビルの35階展望台はオススメですよ。
そんな大手町にも、移転しようとすると事故が起こる、たたりがあると畏怖を集める歴史上著名な武士の首塚があります。それは誰の首塚でしょう。ご存知ですか?
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旅する雑学「大手町に祀られる首塚は誰のもの?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(大手町にある首塚は平将門でした)
正解は、「平将門」でした。
桓武天皇の血族である平将門ですが、彼の人生は困難に満ちていました。藤原忠平の家臣として12年使えた平将門ですが、官位を得られなかったために下総に戻りました。そこでも親族同士の利権争いに巻き込まれますが、これを制します。その後、朝廷に不満を持つ人々の支持を基盤とし、自身を新皇と称し独立国家を宣言しました。
しかし最終的に戦に敗れ、平安京の七条河原でさらし首となりました。将門の首は死後も目を見開いたり閉じたりしたと言われ、その後切断された胴体を求め東に飛んでいきました。その道中数か所にわたって首が落ち、そのうちの一つがここ大手町というわけです。