姫路城に縁の千姫。父方の祖父は徳川家康。母方の祖母は?|旅する雑学(86)
白鷺城の異名をもつ国宝・姫路城。17世紀初頭の城郭建築の最高峰とも言える名城には黒田官兵衛をはじめ池田家、本多家、松平家、酒井家など多くの城主が居を構えました。
姫路城の第21代藩主・本多忠政の嫡男・忠刻の正室である千姫は、徳川家二代将軍・秀忠と江姫の娘で、父方の祖父は徳川家康です。では母方の祖母は誰でしょう?
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旅する雑学「千姫の母方の祖母は?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(お市の像。千姫は祖母お市の美貌を受け継いだと言われています)
正解は、「お市の方」でした。
千姫の母・江姫は、織田信長の妹お市の方と浅井長政の三女です。また、江姫の姉の茶々は後の豊臣秀吉の側室・淀君です。千姫は7歳で豊臣秀吉と淀君の息子である豊臣秀頼に嫁ぎ、大阪城に入りました。つまり、姑が伯母、夫がいとこだったのです。
大阪夏の陣のあと江戸に戻った千姫は、その後、本多家に嫁ぎ、一男一女をもうけました。姫路城の西の丸には、千姫ゆかりの化粧櫓と西の丸長局が残されています。