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世界最古の「自動販売機」とは? |お買い物トリビア(31)

出典:photoAC(ボタン1つで購入できる自動販売機)


出先で喉が渇いた時、日本に住んでいれば多くの人が道端や施設、駅構内にある自動販売機にお世話になることでしょう。小銭や電子マネーさえあれば、人とのやり取りを介さずにいろいろなものが購入できて重宝します。

 

日本自動販売機工業会が行った調査によれば、2018年末には清涼飲料自販機が212万台、紙パック飲料の自販機が12万台、カップ式の自販機が15万台ほどあり、およそ240万台を超える自動販売機が国内に設置されているとされているそうです。コンビニなどでも気軽に買える飲料ですが、お店が閉まっている時間でも利用できるのがありがたいですよね。

 

ただ、そんな身近な自動販売機について、意外に知らないことも多いのでは?そもそも、一体いつ頃からこの自動販売機は存在しているのでしょうか。

 

 

お買い物トリビア「世界最古の自動販売機とは?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(さまざまな飲料が買える自動販売機)

 

正解は、「紀元前215年ごろの古代エジプト」です。

 

世界最古の自販機は、古代エジプトに登場した「聖水自販機」なのだそうですよ。コインを投入すると、その重みで水が出てくるようになっていました。古代エジプトの科学者ヘロンの著書「気体装置(Pneumatika)」に記述されています。

 

ちなみに、近代では1615年にできた、タバコ販売機がイギリスに現存しています。1800年代後半、産業革命後には飲料以外に食品やチケットの自動販売機も登場。現代に通じる基本的な技術も、この頃に確立されました。

 

なお、日本で初となる自動販売機は1890年に小野秀三氏、俵谷高七氏が特許を得て誕生した「自動郵便切手葉書売下機」です。切手と葉書を購入できて、なおかつポストにもなる画期的なものだったんです。その後、1962年にアメリカの飲料メーカーが日本に進出してきて、この時に飲料を自動販売機で販売する方法が本格的に広まってきました。

 

今ではお菓子やカップ麺、ちょっとしたお弁当までもが自動販売機で買えるようになって便利になりましたよね。ボタンを押すと食品が温められて食べごろの状態で提供されたり、とても高性能です。他にも、アクセサリーやコスメ、急なお泊りなどに嬉しい衣料品などを売っている自販機などもあり、非常にバラエティに富んでいます。

 

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