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家康が日光東照宮で祀られることで成そうとしたこととは?|旅する雑学(75)

出典:photoAC(盤石な徳川の世で家康が目指したものとは……)


日光東照宮は東日本を代表する観光スポットのひとつで、修学旅行の学生も数多く訪れます。そんな日光東照宮に祀られている徳川家康は、そこに眠ることで大きな目的を達成しようとしました。

 

家康が日光東照宮に祀られた1617年は、すでに武家諸法度を制定し諸大名ににらみを利かせ、徳川幕府の体制がより強固になった頃です。このタイミングで自らが祀られることで、家康が何をしようとしたかご存じですか?

 

 

旅する雑学「家康が日光東照宮で祀られることで成そうとしたこと」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(平和の象徴である東照宮の眠り猫)

 

正解は、「日本の平和を守ろうとした」でした。

 

長い戦いの末、やっと手にした太平の世で家康が死の淵に望んだものは日本の平和でした。日光山に立てたお堂で自分を神として祀れば、「八州の鎮守となろう」と遺言を残して世を去りました。

 

八州とは日本全土を指す表現です。つまり家康は日本全土の平和を守る神になると宣言したのです。そんな家康の意思を受けて、東照宮には3匹の眠り猫など平和を象徴する彫刻が刻まれています。

 

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