ウォーターサーバーの電気代は高い?節約方法も解説
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ウォーターサーバーは冷水や温水をすぐに出水できる利便性の高い家電ですが、利用するうえで電気代が必ず発生します。
ウォーターサーバーの電源は基本的に付けたままになるため、電気代が高いのかどうか気になっている方も多いでしょう。
結論から述べると、ウォーターサーバーの電気代はメーカーによって異なります。
本記事ではウォーターサーバーの電気代の相場や、節約方法について詳しく解説します。
また電気代が安いウォーターサーバーもあわせて紹介するので、電気代が気になる方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
ウォーターサーバー1か月の電気代は高い?
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ウォーターサーバーの1か月の電気代は、500円~1,000程度が相場です。
電気代が高額なのかを検証するため、一般的なキッチン家電の電気代と比較します。
<キッチン家電の1か月の電気代相場>
- 冷蔵庫:約600円~800円
- 電子レンジ:約100円~200円
- 炊飯器:約100円~150円
- 食洗器:約1,000円~1,200円
キッチン家電と比較してみると、ウォーターサーバーの電気代は平均的な料金であることがわかります。
常に電源を入れたままにしていることを考えると、1か月あたり約500円~1,000円で利用できるウォーターサーバーの電気代は決して高額ではないでしょう。
次の項目では電気代の計算方法や、ウォーターサーバーの消費電力から電気代を算出する方法を詳しく解説します。
消費電力と電気代の計算方法
電気代は消費電力で計算できます。具体的な計算方法は次のとおりです。
- 1日あたりの電気代(円)=消費電力(kWh)×電力単価(円/kWh)×1日あたりの使用時間(h)
- 1か月あたりの電気代(円)=1日あたりの電気代(円)×30(日)
消費電力はメーカーの公式サイトや説明書などに記載されています。電力単価は電力会社から届く検針票で確認してみてください。
使用時間は水の使用量やクリーン機能の作動時間などによって前後します。
ウォーターサーバーでもっとも電気代がかかるのは、水の冷却や沸騰をするときです。また保温の温度設定によっても電気代は前後します。
電気代の相場は約500円~1,000円
消費電力や水の消費量によって異なりますが、ウォーターサーバーの電気代相場は約500円~1,000円です。
電気代の計算には使用時間の測定が必要なのですが、ウォーターサーバーの使用時間を正確に測定するのは難しいため、今回は1日3時間の使用と仮定します。
消費電力が400W(0.4kWh)、電力単価が27円/kWhだった場合の1か月の電気代は次のとおりです。
- 1日の電気代:0.4(kWh)×27(円/kWh)×3(h)=32.4円
- 1か月の電気代:32.4(円)×30(日)=972円
なお、正確な電気代を計算するためには、ワットチェッカーと呼ばれる消費電力の測定器が必要です。
上記の計算方法はあくまでも目安と考えましょう。
ウォーターサーバーの電気代は電気ポット・ケトルより高い?
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結論から述べると、ウォーターサーバーの電気代は電気ポットやケトルと比べて高額になる傾向にあります。
電気ポットやケトルは水を温めるときにのみ使用するため、ウォーターサーバーよりも使用時間が短いからです。
ウォーターサーバーは水の温めだけでなく、冷却もおこないます。また自動クリーンの機能もあることから、電気ポットやケトルと比較すると使用時間が長くなります。
電気ポットやケトルの電気代を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
電気ポットの電気代
沸騰や保温を含めた電気ポットの1日の消費電力は約0.62~0.72kWhといわれています。
1日あたりの消費電力を0.62kWh、電力単価を27円/kWhと仮定した場合の電気代は次のとおりです。
- 1日の電気代:0.62(kWh)×27(円/kWh)=16.74円
- 1か月の電気代:16.74(円)×30(日)=502.2円
電気ポットの1か月あたりの電気代は約502円なので、ウォーターサーバーよりも安いか、同程度であることがわかります。
電気ケトルの電気代
電気ケトルは保温機能がないため、電気ポットよりもさらに電気代が安くなります。
一般的な電気ケトルの消費電力は1250kWhで、カップ1杯分(140ml)の湯沸かしをするときの時間は約60秒といわれています。
1日1回カップ1杯分のお湯を沸かすと仮定した場合の電気代は次のとおりです。
- 1日の電気代:1.25(kWh)×60(s)÷3600(h)×27(円/kWh)=約0.56円
- 1か月の電気代:0.56(円)×30(日)=16.8円
電気ケトルの電気代はお湯を沸かす量によって大きく異なるため、上記を元に計算してみてください。
電気代の安い人気ウォーターサーバー9選
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電気代が安くて人気が高いウォーターサーバー9選をピックアップしました。
それぞれの特徴や電気代の目安を紹介するので、これからウォーターサーバーを導入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
フレシャス
フレシャスは複数種類のウォーターサーバーを提供しており、いずれも消費電力を抑えるエコモードが搭載されています。
ウォーターサーバー別の1か月あたりの電気代目安は次のとおりです。
- Slat:約380円
- Slat+cafe:約380円(コーヒー1杯抽出:約0.5円)
- dewo:約330円
- dewo mini:約490円
1か月の電気代は約330円~490円と、どのウォーターサーバーを利用しても500円以内に収まります。
ライフスタイルに合わせてウォーターサーバーを選びたい方は、フレシャスを利用しましょう。
参照元:ウォーターサーバーの電気代を節約するには?|宅配水ならフレシャス公式
ワンウェイウォーター
ワンウェイウォーターでは2種類のウォーターサーバーを提供しています。電気代がお得なのは、エコモード機能を搭載している「smartプラス」です。
smartプラスで1日2回エコモードを使用した場合の1か月の電気代は、約474円です。
エコモードをONにしているときは消費電力を最大60%カットするため、使用時間が短い場合はさらに電気代を抑えられる可能性があります。
また、スマートで洗練されたデザインもワンウェイウォーターの魅力です。
インテリアに合うウォーターサーバーを求めている方は、ワンウェイウォーターを検討してみてください。
コスモウォーター
コスモウォーターでは2種類のウォーターサーバーを提供しており、いずれもエコ性能を搭載しています。
1か月あたりの電気代の目安は次のとおりです。
- Smartプラス:約474円
- SmartプラスNext:約256円
とくにおすすめなのは、ハイスペックモデルであるSmartプラスNextです。
消費電力が抑えられているうえ、温度調整や非常用電源ユニットの便利機能を利用できます。またサーバーレンタル料金もかかりません。
高性能なウォーターサーバーを利用したい方には、コスモウォーターのSmartプラスNextがおすすめです。
参照元:天然水ウォーターサーバー一覧 | 宅配水ならコスモウォーター
アクアセレクト
アクアセレクトでは、通常の床置きウォーターサーバーと卓上ウォーターサーバーの2種類を提供しています。
電気代は1か月あたり800円前後が目安です。他のメーカーと比べてやや高額ですが、エコモードなしのウォーターサーバーの中では安めの水準です。
アクアセレクトは水代以外の費用が一切かからないため、ランニングコストを抑えてリーズナブルに利用できます。
シンプルなウォーターサーバーを利用したい方は、アクアセレクトを検討してみてください。
参照元:ウォーターサーバーについて | ウォーターサーバーなら【アクアセレクト】
アルピナウォーター
アルピナウォーターでは、スタンダードサーバーとエコサーバー、水素水サーバーの3種類があります。
それぞれの電気代は次のとおりです。
- スタンダードサーバー:約1,000円
- エコサーバー:約700円
- 水素水サーバー:約1,500円
エコモード機能を搭載しているエコサーバーは、消費電力を最大35%カットできます。電気代の安さを重視する場合は、エコサーバーを利用しましょう。
アルピナウォーターは水代が他社と比べて安いため、毎月のトータルコストを抑えたい方におすすめです。
参照元:よくある質問|ウォーターサーバー・宅配水なら【アルピナウォーター】
プレミアムウォーター
プレミアムウォーターでは6種類ものウォーターサーバーを提供しています。それぞれの1か月の電気代目安は次のとおりです。
- famfit:約510円
- スリムサーバーⅢ(ロングタイプ):約510円
- スリムサーバーⅢ(ショートタイプ):約630円
- amadanaスタンダードサーバー:約1,050円
- amadanaグランデサーバー:約510円
- cado×PREMIUM WATER:約660円
famfitは買い切り型のウォーターサーバーで、その他はレンタルです。
スリムサーバーⅢはレンタル料金が無料なうえ電気代も安いため、ランニングコストを抑えたい方に向いています。
またプレミアムウォーターはamadanaやcadoなどの企業とコラボレーションし、おしゃれなサーバーを提供していることも魅力です。
参照元:ウォーターサーバーの比較と人気商品|天然水ウォーターサーバーはプレミアムウォーター
クリクラ
クリクラは4種類のウォーターサーバーを提供しており、うち1種類が電気代の安い省エネサーバーです。
省エネサーバーは最大55%の消費電力をカットできます。
電気代は利用状況によっても異なりますが、12Lボトルを3本使用する場合で月々756円程度が目安です。
その他のサーバーは電気代が1,000円前後となるため注意しておきましょう。
省エネサーバーを積極的に活用したい方は、クリクラも候補に入れてみてください。
参照元:クリクラのウォーターサーバーのよくあるご質問 | ウォーターサーバー・宅配水ならお客様満足度No.1のクリクラ
アクアクララ
アクアクララでは4種類のウォーターサーバーを提供しています。
エコモード機能を搭載しているのは、コーヒーメーカーが一体になっているアクアウィズシリーズです。
アクアウィズは消費電力を最大45%カットできるため、月々の電気代が500円程度で済みます。
また、いつでも手軽においしいコーヒーを味わえる点もアクアウィズの大きなメリットです。
コーヒー機能付きで電気代の安いウォーターサーバーを探している方は、アクアクララを利用してみてください。
参照元:ウォーターサーバーの電気代はどれくらい?|ウォーターサーバーとは?基礎知識をご紹介|ウォーターサーバー・宅配水ならお得なアクアクララ【公式】
うるのん
うるのんには、スタンダードサーバーとウォーターサーバーGrandeの2種類があります。
電気代を安く抑えられるのは、エコモード機能が付いているGrandeです。
1か月の電気代は通常で約755円ですが、エコモードを1日8時間作動させれば約513円にまで下がります。
Grandeには床置き型と卓上型の2タイプがあるので、ライフスタイルに合わせて選択できるのも嬉しいポイントです。
家を空ける機会が多く、エコモードを長時間利用できそうな方はうるのんを検討してみましょう。
参照元:ウォーターサーバーの電気代は高い?電気ポットと比較しました | 安全・安心な富士山麓の天然水を使用したウォーターサーバー・宅配水 ウォーターサーバーのうるのん【TOKAIグループ 公式】
ウォーターサーバーの電気代を節約する5つの方法
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ウォーターサーバーの電気代を節約する方法は、主に次の5つです。
- 省エネ・エコ機能のあるウォーターサーバーを選ぶ
- 熱源の近くに設置しない
- こまめに掃除する
- 家具や壁との間に隙間を空ける
- 電源を切らない
それぞれの方法について詳しく解説します。
省エネ・エコ機能のあるウォーターサーバーを選ぶ
電気代を節約したい場合、基本的にエコ機能を搭載しているウォーターサーバーを選びましょう。
エコ機能が付いているウォーターサーバーであれば、約30%~50%の消費電力をカットできます。
ランニングコストを最小限まで抑えたい方は、レンタル料金が無料のエコサーバーを利用してみてください。
熱源の近くに設置しない
ウォーターサーバーで電気代がもっとも掛かる瞬間は、水の冷却や沸騰をするときです。
そのため、温度環境が変化しやすい熱源の近くには設置しないよう注意しておきましょう。
たとえば直射日光の当たる場所や、床暖房の上、エアコンが直風になる場所などが該当します。
こまめに掃除する
ウォーターサーバーの背面には放熱板がついているため、こまめに掃除するようにしましょう。
放熱板にホコリが溜まっていると放熱を妨げ、電気代を上げる原因になります。
掃除の方法については、各ウォーターサーバーの説明書を参照してみてください。
家具や壁との間に隙間を空ける
ウォーターサーバーの背面に隙間がなければ放熱ができず、無駄な電力を消費してしまいます。
そのため、ウォーターサーバーを設置するときは家具や壁から10cm~15cm以上の隙間を空けましょう。
またウォーターサーバーが他の家具と接触すると振動音がうるさく感じられるため、両側も3cm~5cmの隙間を確保してみてください。
電源を切らない
ウォーターサーバーを使用していないときでも、電源は切らないようにしましょう。
ウォーターサーバーが電力をもっとも消費するのは冷却や沸騰時なので、電源のオンオフを何度も繰り返すと消費電力が上がってしまいます。
また電源を切るとオートクリーンが作動せず、ウォーターサーバー内部が不衛生になる恐れもあります。
ウォーターサーバーを利用するときは、基本的に電源を付けたままにしておきましょう。
ウォーターサーバーの電気代に関するよくある質問
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ウォーターサーバーの電気代に関して、よくある質問は次のとおりです。
- 電気代の他にどのような費用が必要?
- 卓上と床置きはどちらの電気代が安い?
- ウォーターサーバーはレンタルと購入のどちらが安い?
それぞれの質問に回答します。
電気代の他にどのような費用が必要?
ウォーターサーバーを利用するうえで発生する費用は次のとおりです。
- 水代
- サーバーレンタル料金
- メンテナンス料金
- 配送料金
なかには、水代以外の料金はすべて無料のメーカーもあります。
ウォーターサーバーを選ぶときは電気代のみでなく、トータルコストで考えましょう。
卓上と床置きはどちらの電気代が安い?
卓上と床置きのウォーターサーバーの電気代は、どちらもほぼ同じです。しかし、メーカーによっては卓上の方が電気代がやや高額になるケースもあります。
ウォーターサーバーを実際に契約する前に、電気代をチェックしておきましょう。
ウォーターサーバーはレンタルと購入のどちらが安い?
2年~3年など短期間で利用する場合はレンタルの方が安く済みます。
サーバーレンタル料金は500円~1,000円前後が相場なので、短期間の場合は大きな負担にはなりません。
反対に長期間で利用する場合は購入の方が安くなります。サーバーレンタル料金が発生しないうえ、購入すると水代が割引されるメーカーが多いためです。
ウォーターサーバーの利用期間に応じてレンタルと購入のどちらかを選択しましょう。
まとめ
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ウォーターサーバーの電気代相場や、電気代を節約する方法について解説しました。
ウォーターサーバーの1か月あたりの電気代相場は、約500円~1,000円です。
省エネサーバーの場合は約300円~500円で済むため、基本的にはエコモード付きのウォーターサーバーを選びましょう。
ぜひ本記事で紹介した内容を参考に、電気代が安いウォーターサーバーを選んでみてください。
※本記事の情報は2023年8月時点のものです。
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