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「白南風」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (98)

出典:筆者作成


ジメジメとした梅雨が終わると、いよいよ太陽の光が眩しい夏本番です。ぐんぐんと上昇する気温に一服の清涼剤となる梅雨明けの南風は「白南風」と呼ばれ、夏のモンスーン(季節風)として知られますが、何と読むかご存じでしょうか?


「白南風」は夏の季語で、芥川龍之介が “白南風の夕浪高うなりにけり” と詠んだり、北原白秋が昭和9年に出版した歌集のタイトルにもなっています。

 

 

難読漢字クイズ「白南風」の答えはこちら。読めましたか?

 

 

正解は、白南風(しらはえ)でした。


白は梅雨が終わった清々しい空の明るさを映すかのような雲の色を表わし、梅雨入りの暗く湿気を含んだ雲を運ぶ南風である「黒南風(くろはえ)」としばしば対比されます。


他にも、梅雨真っただ中の土砂降りの雨をもたらす南風を「荒南風(あらはえ)」と呼ぶなど、刻々と移り変わる夏空の様子を上手く表現した言葉の数々は実に魅力的です。

 

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