姫路城・お菊井戸で有名なお菊さんが登場する怪談とは?|旅する雑学(64)
出典:photoAC(優美な姿を見せる姫路城の一角には……)
世界遺産でもある国宝姫路城には、お菊井戸(刻まれた名は「お菊井」)と名付けられた井戸があります。小寺氏の治世に城主の座を狙う配下の青山が小寺氏の暗殺を計画。
青山の屋敷で働いていたお菊さんの通報により危機は回避されたものの、その後、短期的に姫路を手中に納めた青山は、思い通りにならないお菊さんを10枚組の皿の1枚を失くしたと濡れ衣を着せて責め殺しました。このとき、お菊さんが投げ込まれたのが後のお菊井戸です。聞きおぼえがあるのではないかと思うのですが、このお話、何というお話だったでしょうか?
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旅する雑学「お菊井戸で有名な怪談とは?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(お菊井に設置された播州皿屋敷の表示)
正解は、「播州皿屋敷」でした。
大事な皿が1枚足りないと、夜な夜な1枚ずつ9枚まで数える女の声が聞こえる怪談といえば、江戸の旗本屋敷が舞台の番町皿屋敷も有名です。ただし播州皿屋敷と番町皿屋敷とは、皿を割ってしまったのか濡れ衣なのかの違いなど、あらすじが少し異なります。
姫路の話は地方の呼び名を冠して「播州皿屋敷」と呼ばれており、お菊井は姫路城観光のちょっとしたスポットになっています。