富士山で帝が焼いた、かぐや姫にもらった薬とは?|旅する雑学(63)
富士山は標高が3,776mもある日本一の山で、一富士二鷹三茄子の縁起物でもあり、また登山でも人気の山です。
日本最古の物語「竹取物語」では、絶世の美女かぐや姫が帝に求婚されますが、月からお迎えが来たので旅立ってしまいました。残された帝はかぐや姫から手紙と天の羽衣、そしてもう1つのある薬を贈られます。
しかし帝は、かぐや姫がいないのなら何の意味があろうかと言って、それら全てを富士山の頂上で焼いてしまいました。その焼かれた薬とは?
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旅する雑学「富士山で帝が焼いた、かぐや姫にもらった薬とは?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(富士山で焼かれたのは不死の薬でした。※画像はイメージ)
正解は、「不死の薬」でした。
帝がかぐや姫から贈られたけれど焼いてしまった薬とは、不死の薬でした。飲むことで永遠の命を得るという不死の薬は、不老長生を求める神仙思想に関わり、日本でも古来より追い求められていたようです。
竹取物語では不死の薬を焼いた煙が富士山の煙になったとも語られていて、当時の火山活動を想起させます。そして富士山頂で不死の薬を焼いたことが、富士山の名の由来になったともあります。富士山は竹取物語に彩られた山だったのですね。