60代。孫が可愛すぎて自由にさせすぎる夫、それでいいの?|悩みを解決!(29)
出典:編集部にて作成
ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。
でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。
この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、ショータ先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!
もくじ
【今回のご相談】孫が可愛すぎて自由にさせたい夫。夫の行動を不満に思う娘。両方の気持ちがわかるので、どうしたらよいのか悩んでいます
■年代:60代 ■性別:女性 ■相談カテゴリ:親子・家族
─── 今回ご紹介するのは、孫が可愛すぎて、自由にさせ過ぎてしまう夫(おじいちゃん)の行動に、家族が戸惑っているというお悩みです。
「私達夫婦には5歳になる男の子の孫がいます。私も夫も定年して、のんびり過ごす時間は増えたものの二人でいる時間も増えて、私にとっては、のびのびした時間ではないかな~なんて思っていました」
「そんなときに、待ちに待った孫が生まれて、それはそれは可愛くて仕方ありません。娘が30代半ばを過ぎてからの出産でした。プレッシャーにならないよう子供のことについては触れないようにしていましたが、待ち望んでいたというのは正直な気持ちです」
「幼稚園に通い始めてからは、幼稚園が終わると我が家で預かり、夕方には娘がお迎えに来るということにしています。のんびり過ごしていた我が家の午後が、慌ただしくも楽しい時間になりました。特に夫は、我が子の時は仕事優先で育児は私に任せっきりだったのに、その頃とは別人のように張り切っています。その張り切りが、少々問題なのですが……」
「夫は、最近の子育ては制限が多すぎるから、我が家にいる時くらいは自由にさせてあげたいと言います。ケガや人に迷惑をかけるようなことには注意して見守っていますが、公園に遊びに行けば泥だらけでもお構いなし。食べたいものがあれば、買って食べる。本当に楽しそうにのびのび遊んでいます」
「娘から服を汚さないように気をつけてと言われても、子供は、外で遊べば服が汚れるのは当たり前。汚れてもいい服を着せたらいいだろう。なんて言い返しています。自由にできるから孫もおじいちゃんが大好きで、別れ際にはもっとおじいちゃんの家にいたいと泣いてしまうので、おじいちゃんとしては、ますます可愛くなってしまいますよね」
「娘は、私から夫に注意してほしいと言ってきます。間食するとご飯が食べられなくなるから、少し控えるようにするよう、お母さんからお父さんに注意して! とか……」
「どちらの気持ちもわかるので、微妙な立場にいます。わがままに育ってしまっては孫のためにならないという不安も感じます。夫に少し行動を改めるよう注意した方がよいのでしょうか?」
【お答え】のびのび遊べる環境は大事ですね。同じように娘さん夫婦の子育てを邪魔せずにサポートすることも大事ですね
「おじいちゃんのお気持ちも、娘さんのお気持ちも、確かにどちらもわかりますね。また、どちらが正しいということも言えないと思います。男性は、我が子を育てている時は、とにかく収入を得ることが自分の役目として頑張ります。直接の育児は奥様に任せっきりだったかもしれませんが、大黒柱として頑張っていたことはわかってあげてくださいね」
「孫が生まれて、大黒柱的な責任もなく、ただただ可愛い孫の成長に直接関われることが嬉しくてたまらないのだと思います。お孫さんにとって、こんなにのびのびさせてもらえる環境があることは良いことだと思います。おじいちゃんの行動を改める必要はないかと思いますが、娘さんとしては少し無責任に感じてしまうかもしれませんね。」
「子供は、厳しい人がいたり、優しい人がいたり、甘い人がいたり、意地悪な人がいたり、さまざまな人と関わる環境があって対人関係を学び成長していきます。こんなに愛情いっぱいに育てられていれば、成長すれば自分で判断できるようになり、親を困らせるようなわがままを言うようにはならないでしょう」
「娘さんの教育方針とは少し違っても、あまり神経質にならなくても良いのではと思います。すこし大目にみてくれるといいのかな~と思いますが難しいかな。微妙な立場で大変ですが、お孫さんのためにここは少し頑張りましょう」
「娘さんは、マイナスな面ばかりに目がいってしまっているようですね。公園から戻ったらきちんと手洗いをしていることや、お友達とも仲良くできることなどプラスの面も伝えてあげると良いかと思います」
「旦那様には、ご自身の考え方などを押し付けて、娘さん夫婦の子育て方針を乱して困らせることにならないように気を付けたいですね。孫の親は娘さん夫婦。おじいちゃんが育てるのではないのです。いつか孫が離れていってしまうときに寂しくならないよう、夫婦仲良くしておきましょうね」
カウンセラー:ショータ先生
恋愛・結婚の成功はお相手を知るところから!仕事の成功は関係する人たちの気持ちを明らかにするところから!客観的な人間心理学の学びを活かし、結婚相談業にて286人の成婚に成功しました。その後のキャリアサポートも手厚く対応いたします。