70代。娘が悩みを打ち明けてくれないの……|悩みを解決!(28)
出典:編集部にて作成
ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。
でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。
この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、さこみわ先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!
もくじ
【今回のご相談】娘が仕事を続けるかなどの悩みがあるようだけど、相談してくれないので心配になってしまうというお悩みです
■年代:70代 ■性別:女性 ■相談カテゴリ:親子・家族
─── 今回ご紹介するのは、50代の娘が悩み事を打ち明けてくれないというお悩みです。
「私は、娘が小学生の時に離婚をして、シングルマザーで娘を育ててきました。元夫からは養育費をもらっていましたし、私も働き、実家からのサポートもありましたので経済的には辛い思いをさせてはいなかったと思います」
「今はもうおりませんが、娘の面倒をよく見てくれた両親には本当に感謝しています。おじいちゃん・おばあちゃんと過ごしたせいか、思いやりのある優しい子に育ちました」
「学校やお友達との関係のなかでは、父親がいないことで寂しい思いをしていたこともあると思います。ですが、私にそんな寂しい姿を見せることはしませんでした。シングルマザーの私への優しい気遣いだったのかな~と思います」
「いつも元気にしていましたが、たまにすごく甘えてくることがあり、そんな時は、なにか我慢させてしまっているのではないかと少し心配でもありました」
「そんな娘も50代になりました。まだ独身です。30代の頃、無理にでも結婚相談所などへの入会を勧めれば良かったと後悔しています。結婚に対して夢が持てなかったのではないかと申し訳ない思いもあります」
「娘は、放課後の保育サポートの仕事をしています。仕事を辞めようかと悩んでいる様子も見えますが、あまり話してはくれません。どう対応したらよいのかと悩んでいます」
【お答え】親はいつまでも子供を心配してしまうものですが、これからは信頼して見守る気持ちでいましょう
「今回のお悩みを伺ってから数日後に、お嬢様と話す機会がありました。お仕事に関しての愚痴やお悩みを話してくれました。保育関係のお仕事は、体力的にも精神的にも本当に大変なようです」
「なかなか言うことを聞いてくれない子もいれば、ケンカをする子もいます。例えば、ケンカを止めようと腕を引っ張ることも批判されたりするそうです。そう、一番気を遣うのは子供達より、その親御さんに対してのようです。もちろん、批判ばかりではなく感謝されることも多いようですが……」
「また、母子家庭のお子様などは、男性の先生の膝にちょこんと乗りたがるようですが、一人だけにすることは不公平になるので横に座るようにさせたりするのだそうです。必要以上には触ることもしないようにしているようで、どこかの女性社員が多い会社と同じですね~、なんて笑いましたけど、神経を使うお仕事だな~と改めて感じました。そうは言っても『先生は僕が守る』とか『先生大好き』なんて言われると、辞めてやるー!と思っても、やっぱりこの仕事が好きで続けてしまいます。と明るく話していました」
「相談者様には、お嬢様と話した内容を伝え、お母様に心配をかけたくないと思われていることは確かに感じましたが、ご自身で消化できているので、全てを話してくれなくても深刻になることはないと付け加えました。すると、取り越し苦労だったなら良かったと安心されていました。いくつになっても子供の心配をしてしまうのが親というものですね」
カウンセラー:さこみわ先生
桜新町でコミュニティを作り、幸せ人生のサポートをさせて頂いております。
様々な年齢の方からのご相談に、最新の脳科学と心理学を使って、より良くご自身を変えていくことをお伝えしています。
所属:アスクプロ 株式会社