50代。母親と仲良しすぎる娘の将来が心配で……｜悩みを解決！（27）
出典：編集部にて作成
ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。
でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。
この「悩みを解決！」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、さこみわ先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ！
もくじ
【今回のご相談】「母親にベッタリな娘は結婚したがらない」と聞いて、妻と仲が良すぎる娘のことが心配になってきました
■年代：50代 ■性別：男性 ■相談カテゴリ：親子・家族
─── 今回ご紹介するのは、「母親にベッタリな娘は結婚したがらない」なんて噂を聞いて、妻と仲が良すぎる娘のことが心配になってしまったというお父様のお悩みです。
「我が家の妻と娘は、とにかく仲良しです。娘は、学生時代の友達や趣味の仲間とも出掛けますが、ショッピング・映画・ディズニーランドなど、とにかく妻と２人で出掛けます。小さい頃はよく３人で出掛けていましたけどね……。さすがに高校生になった頃からは父親は誘ってくれなくなりました。寂しい現実です」
「妻からは、パパのことは好きだけどそういう年頃だからと言われ、なんとなく納得させられた感はあるものの、嫌われてはいないようなので良しとしています。『ママと行きたい！』という娘の言葉をよく耳にします。ママばっかりだな～と、ちょっと嫉妬心を抱きながらも微笑ましく思っています。妻も仕事をしていますから、休日に娘と過ごす時間を今は一番楽しそうにしています」
「ところが先日、会社の先輩から『娘が30歳を過ぎてもまだ結婚する気がないようで、母親とベッタリな娘は結婚したがらないらしいよ～なんて友達に言われちゃって。お宅も仲良しだったよね、大丈夫？』と言われドキッとしました」
「娘ももうすぐ30歳。結婚するような相手がいる気配もなく心配していたところでもあり、母親と仲が良すぎるのも考え物なのかな～と心配になってきました。母娘の仲が良すぎると良くないこともあるのでしょうか？」
【お答え】良くない母娘ベッタリ関係には家庭環境などの影響もありそうです。家族の関係が良好なら、ベッタリではなく良い仲良し母娘関係でしょう。心配いりません
「仲良しすぎる母娘のことを、殻の中で仲良く並ぶピーナッツのイメージから『ピーナッツ親子』なんて言ったりするようです。いつまでも仲の良い母娘関係は理想的！ ではありますが、どちらかと言えば母親が子離れできていない状況なのかな～と思います」
「ピーナッツ親子の心配な点は、母親が娘の人生を意図せずともコントロールしてしまっているようなことになっているケースです。娘も母親が喜んでくれることが嬉しいので、無意識に母親の価値観に合わせるようになってしまうようですね。お付き合いする相手を選ぶときも、母親が認めてくれそうな人を選んでしまうとか……」
「お付き合いをしても、何かあるとすぐに母親に相談。相手の母親の影がちらついているような付き合いでは、彼氏も嫌な気持ちになってしまいますね」
「かつて、マザコンといえば母親に依存する男性のことをいいましたが、今は女性のマザコンも増えています。結婚しても自分の母親にベッタリで、なんでも母親に相談してしまう。そのためか、夫婦仲は悪くなかったが母親が介入しすぎて離婚することになってしまったという話も聞いたことがあります。母親の介入だけが問題ではなかったとは思いますが……」
「不安な要素を色々お話しましたが、奥様と娘さんは大丈夫かと思います！娘さんには趣味のあう友達(異性)もいますし、結婚についても、最近は積極的に結婚を考えている方が珍しいくらいです。母親と仲良しすぎる影響は多少あるかもしれませんが、心配するほど母親に依存しているようには思いませんね」
「どちらかと言えば、娘さんが自立するようになってきたときの奥様の方が心配ですね。
特に夫婦仲があまり良くないと、娘を離したくないという気持ちが強く、無意識に娘の結婚を阻むような態度を取ってしまうような母親もいたりするようです」
「そこまでの心配はないと思いますが、娘さんが自立していくことで寂しい気持ちにはなるかと思います。そんな時は、夫婦がピーナッツのように寄り添っていることが大事ですね。これからも仲の良いご夫婦でいてくださいね」
カウンセラー：さこみわ先生
桜新町でコミュニティを作り、幸せ人生のサポートをさせて頂いております。
様々な年齢の方からのご相談に、最新の脳科学と心理学を使って、より良くご自身を変えていくことをお伝えしています。
所属：アスクプロ 株式会社
