まめ得のタネ

「ナツメグ」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖

出典:photoAC(もともとは果実の種子だったナツメグ)


ハンバーグのレシピを見れば必ず出てくるのが「ナツメグ」です。基本的にパウダー状になったものを使用しますが、これはインドネシアのモルッカ諸島原産の果実「ニクズク」の種の中心部分をパウダーにした物です。

 

ちなみに皮部分は「メース」と呼ばれ異なったスパイスとして用いられています。世界中で主に肉料理の香料として使われているだけでなく、健康や美容の効能もあり、ぜひご家庭にひと瓶置いておきたいスパイスです。

 

ナツメグの特徴

 

nut(豆)とmeg(ムスク)に由来し「ムスクの香りがする豆」を意味します。16世紀ごろには、その希少性から欧州を中心にナツメグとメース部分の争奪戦が行われたこともあります。

 

シナモン、コショウ、クローブと並んで、世界4大スパイスともいわれ、ほんのりとした甘みとスパイシーな風味は古来から多くの人々を魅了してきました。肉料理の臭み消しや野菜の旨みを引き出す役割があります。また、その甘みを活かしてお菓子作りにも使われています。

 

ナツメグの効果・効能

 

ナツメグの効果・効能①<健胃作用>

ナツメグに含まれるピネンという成分は胃の働きを正常にし、消化を促進してくれます。市販の胃腸薬に含まれている場合もあります。

 

ナツメグの効果・効能②<精神安定作用>

芳香成分であるα-ピネンはマツやヒノキ、スギなどの針葉樹に含まれる成分で森林の香り成分としてリラックス効果があります。

 

ナツメグの効果・効能③<口臭予防>

オイゲノールには殺菌作用があることから口臭の原因菌を殺菌し、口臭予防も期待できます。

 

ナツメグを用いた参考レシピ

 

出典:photoAC(ハンバーグの定番といえばナツメグ)

 

ナツメグを使ったレシピ①<ハンバーグ>

ハンバーグの香りの中心はナツメグによって作り出されます。合いびき肉、玉ねぎ、塩、こしょう、ナツメグを加えて粘りがでるまで混ぜることで肉の臭みが軽減され、甘くスパイシーな香りが付きます。その後空気を抜きながら小判形に成形して焼き上げましょう。

 

ナツメグを使ったレシピ②<マッサマンカレー>

マッサマンカレーとはタイカレーの一種で、チキンとじゃがいもがたっぷりのカレーです。フライパンを弱火で熱し、カルダモン、シナモンスティック、コリアンダーシード、クミン、さらに唐辛子と共にナツメグを入れて、香りが立つまで23分程炒めて取り出すとカレーペーストができます。

 

その後粗熱をとって具やココナッツミルクと一緒に煮込みましょう。美味しい本格マッサマンカレーが出来上がります。

 

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