「無花果」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (57)
出典:筆者作成
昔、祖父の家にはこの木があり、夏の終わり頃に遊びに行くと、祖父が木から摘んでは、皮を剥いて食べさせてくれました。そんな懐かしい思い出が重なって、私にとってこの果物は夏の終わりを感じさせる果物になっていきました。
味はと言うと、まず果実は赤くて酸味が少なくクセのないあっさりした甘さをしています。甘さの後味は、バナナのような甘さが強い果物に比べると、優しく口の中に残ります。
さて、この果物の名前(無花果)は何と読むでしょうか?
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難読漢字クイズ「無花果」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、無花果(いちじく)でした。
いちじくの字は、花を咲かせずに実をつけるように見えることに由来する中国で名付けられた漢語で、日本語ではこれに「いちじく」という熟字訓を与えました。
花期は6~9月で、新枝が伸びだすと葉腋に花を入れた袋である花嚢が付きます。下のものから順に育ち、花嚢は果嚢となって肥大化します。普通は樹高3~5メートルほどの樹ですが、条件が良ければ高さ20メートルにも育ちます。