「馬大頭」難読漢字|美しい日本語 (55)
出典:筆者作成
日本の夏から秋にかけては、セミやトンボをはじめ、たくさんの昆虫の姿が観察される季節です。咲き誇る花々の上を飛び交う蝶々や蜂、草むらで跳ねるバッタやコオロギなどにも出会えますね。
色とりどりの蝶々に交じって、透明な羽根を震わせて飛ぶトンボの姿も印象的です。トンボのうち、日本最大の大きさを誇るのが、馬大頭。さてこの漢字、なんと読めばよいのでしょうか。ちなみに「鬼蜻蛉」とも書かれます。
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難読漢字クイズ「馬大頭(おにやんま)」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、馬大頭(おにやんま)でした。
オニヤンマは日本最大のトンボで、成虫するまでの5年間になんと10回も脱皮を繰り返すことで知られています。オニヤンマの特徴は、鮮やかな緑色の複眼に黄色と黒の縞模様の体。
北は北海道、南は八重山諸島まで日本全国に生息しており、小川や林などの自然環境だけでなく、住宅地域に出没することもあります。やや黒味を帯びた羽根を震わせながら飛び交う姿は、一度見たら忘れられない光景ですね。