「涼暮月」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (40)
出典:筆者作成
6月の異名と言えば水無月(みなづき)が思い浮かびますが、梅雨の盛りなのに水が無い月という表現に違和感を感じたことはありませんか。実は、旧暦の6月は現在では梅雨が明けた7月頃。諸説ありますが、炎暑のために水が枯れ尽きることから水無月となったという説や、水無月の「無」は連体助詞の「の」であり、梅雨明けの田に水を引く時期、つまり水の月を表すという説などがあります。
さて、6月には涼暮月という異名もあります。何と読むでしょうか。こちらも夏の暑さを思うと違和感を感じる月の名かもしれませんが……。
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難読漢字クイズ「涼暮月」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、涼暮月(すずくれづき)でした。
涼しい暮れ方の月という意味から涼暮月(すずくれづき)と呼ばれるようになったそうです。日中は酷暑であっても、夕立があったりして夕暮れが涼しいとうれしい。そんな気持ちを月の名前にしたのでしょうか。風待月(かぜまちづき)という異名もあり、こちらも猛暑に喘ぎながら風を待つという意味。暑いからこその月の名なのでしょう。