1年でいちばん昼が短い日~冬至を楽しみましょう
出典:photoAC
まもなく訪れる12月22日の冬至。
冬至とは24節気のひとつで、北半球では1年で一番昼が短く、夜が長い日のこと。
天文学的にいうと、太陽の黄経が270度に達する日で、太陽が一番南にある日のことを指します。
冬至の日辺りから本格的な寒さが到来することもあって、昔から健康を主体とした言い伝えや習慣が残っていることでも知られています。
今回は昔からの習わしである冬至の風習についてご紹介いたします。
かぼちゃを食す風習
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冬至にかぼちゃを食べる風習があることは結構知られていますよね。
実は熱帯性の植物であるかぼちゃは旬が夏と言われているにもかかわらず、どうしてこの時期に食されているのかご存知でしょうか?
それは、かぼちゃには冬場に不足しがちなビタミンやカロテンといった栄養素が豊富で、それを補ってくれるからというのが理由のようですが、冬に珍しくなった野菜を神様にお供えすることが由来であったともいわれています。
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かぼちゃ料理の定番といえば、かぼちゃの煮物ではないでしょうか。ホクホクとした食感に、ほんのり優しい甘みのあるかぼちゃは老若男女、誰もが好きな味ですね。
そんなかぼちゃの煮物を作るとき、硬いまま包丁で切ったりしていませんか?そのままですとかなり硬いので、包丁が刃こぼれするかもしれませんし、最悪包丁で手を切ってしまうかもしれません。
そんなときのオススメの裏技は、レンジで先に加熱をしておくこと。電子レンジに入る大きさのかぼちゃであれば、切る前にラップをして500Wで4分ほど加熱をすれば一気に切りやすくなります。
ぜひお試しください。
ゆず湯に浸かる習慣
冬至の日にゆず湯に入ると風邪をひかないという習慣もよく知られた言い伝え。
これは香り高いゆずを入れたお湯にゆっくり浸かって、体を温めるという養生の知恵から来ていると言われますが、一説によれば、冬至=湯治という語呂合わせからきているとも。
他に、邪気を避け、運を呼び込む前の厄払いの目的でも使用されるようです。
また、ゆず湯に使うゆずは血行を促進して冷え性を和らげたり、皮にはビタミンCやクエン酸も多く含まれ美肌効果もあると言われているので、冬至に限らず、寒い冬の間はぜひ活用したいですね。
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まとめ
冬至を迎えると、いよいよ寒い冬が近づいてくるということで構えてしまいがちですが、ぜひかぼちゃを食べて、ゆず湯に入って、来るべきお正月に向け、元気に過ごしてゆきましょう。