重曹で、鍋の焦げつきを簡単に落とす方法
出典:photoAC
うっかり焦がしてしまった鍋。ゴシゴシ擦って汚れを落とすのは一苦労です。また、頑張って汚れが落ちたとしても、鍋に傷を残したくはありませんよね!鍋の焦げ落としには、重曹がおすすめです。もう力技で鍋の焦げつきとたたかう必要はありませんよ!
今回は、重曹で鍋の焦げつきを簡単に落とすまめ得ワザをお届けします。
鍋の焦げ落としは重曹で
出典:photoAC
鍋の焦げつき汚れは、重曹で簡単に落とすことができます。水に溶かした重曹を加熱することで発生する炭酸ガスが、鍋に貼り付いた焦げを浮かせてくれるからです。
浮き上がった焦げを落とす方が、貼りついた焦げを擦り落とすよりも遥かにラク。
傷をつけることなく、キレイに焦げを落とすことができますよ!
□鍋の素材に注意
重曹を使った焦げ落としの方法は、アルミや銅素材の鍋には使えません。これらの素材は、アルカリ性である重曹と相性が悪く、変色してしまうことがあるからです。また、表面にフッ素加工が施してある鍋も避けた方が良さそうです。
鍋の内側の焦げ落とし
出典:筆者にて撮影(焦げついた鍋の内側)
今回、焦げ落としに使うのは、20年以上使っている年季の入った鍋。素材はステンレスです。
〈用意するもの〉
- 重曹 大さじ1~2杯
- 水
- スポンジ(メラミンスポンジ)
※手が荒れやすい人はゴム手袋をご用意ください。
□焦げ落としの方法
出典:筆者にて撮影(焦げついた鍋に水を入れ、重曹を加えます)
①鍋に底から2~3cmの深さまで水を入れる
②重曹を入れる
③10分ほど煮る
出典:筆者にて撮影(重曹と水を入れた鍋を加熱しています)
④そのまま2~3時間放置する
⑤スポンジで擦り洗いする
出典:筆者にて撮影(焦げ落とし後の鍋)
20年来の傷は消えませんが、焦げつき汚れはキレイに落とせているのではないでしょうか?なにより、ほとんど力を入れず、焦げつきが落ちることが、この方法のスゴイところ。スポンジで軽くこするだけで、キレイな鍋肌がよみがえります。
鍋の外側の焦げ落とし
出典:筆者にて撮影(焦げついた鍋の底)
〈用意するもの〉
- フライパンまたは大きめの鍋(焦げ落としをする鍋より円周が大きいもの)
- 水
- 重曹 大さじ1~2
- スポンジ(メラミンスポンジ)
□焦げ落としの方法
①フライパンに水を1~2cm入れ、重曹を加える
(水の量が多すぎると③でお湯が周囲に飛び散ります)
②①を沸騰させる
出典:筆者にて撮影(水と重曹を入れたあと沸騰させます)
③焦げついた鍋を入れ、10分ほど加熱する
出典:筆者にて撮影(焦げついた鍋を入れ、加熱しています)
④そのまま2~3時間放置する
⑤スポンジで擦り洗いする
出典:筆者にて撮影(メラミンスポンジで擦っています)
ここでもほとんど力を使いません。
出典:筆者にて撮影(焦げ落とし後の鍋の底)
古い鍋もここまでキレイになりました。まだまだ働いてもらえそうですね!
まとめ
重曹を使った鍋の焦げ落とし術はいかがだったでしょうか?
鍋に傷をつけることなく、簡単に焦げつき汚れを落とすことができました。もう、焦げついた鍋の汚れ落としに、汗だくになることはありません。うっかり焦がしてしまったら、迷わず重曹にお任せです。いつまでも鍋のピカピカを保つことができますよ!