時短調理の王道 圧力鍋って実際どうなの?
出典:photoAC
時短調理器具となると必ず名前があがるのが「圧力鍋」。下ごしらえや煮込み料理も短時間でおいしく出来上がると人気です。でも、「圧力鍋って便利だけど使いこなすのは大変そう」と思っていませんか?そんなことはないんです。圧力鍋を使いこなすのは簡単。今日は時短調理の大きな味方、圧力鍋のまめ得をお伝えします。
圧力鍋の仕組み
出典:筆者にて撮影(筆者の圧力鍋2台)
圧力鍋の使い方はとてもシンプル。基本的には「材料を入れて沸騰させる→圧力がかかる→放置する」だけ。圧力がかかることで水の沸点が100度から120度近くまで上がります。だから短時間で、食材を調理することができるのです。
圧力鍋のメリット
圧力鍋の最大のメリットはもちろん「調理時間が短縮されること」です。でもそれ以外にもたくさんメリットがあります。
メリット①放置タイムにほかの家事がこなせる
普通の鍋では火加減を見たり、味見をしたり、とずっとそばにいないといけないようなときも、圧力鍋なら火を止めたら、あとは放置でOK。ほかの家事をしたり、なんなら外出しても問題ありません。
メリット②光熱費が安くなる
圧力鍋は圧力がかかってしまえば、あとは弱火です。さらに長時間煮込まなくてはならないものも大幅に時間を短縮できるので、ガス代や電気代が節約でき、省エネになりますよ。
メリット③食材の栄養を逃さない
圧力鍋なら、大根やにんじん、れんこんなどの根菜も皮をむかずに調理してもしっかり火が通ります。魚なら、骨ごと食べられるレシピは圧力鍋ならでは。いつもは捨ててしまう栄養たっぷりの部分もしっかり食べることができます。
圧力鍋はぜひ日常使いを
出典:筆者にて撮影(圧力鍋で切り干し大根とにんじんを調理)
圧力鍋のレシピを探してみると、「豚の角煮」や「牛すじ煮込み」、「ビーフシチュー」などの長時間煮込まなくてはいけないものが短時間でできるというメニューばかり。もちろんこれらのメニューもおいしく作れます。でも、そんなに毎日「豚の角煮」、作りますか…?
圧力鍋は気軽に頻繁に使ってこそ、その良さが活かされます。
筆者がよく作るのは、大根の煮物や、キャベツたっぷりのスープなど。いつも家にあるもので作れる、いわゆる「地味」なメニューです。
圧力鍋は乾物と相性抜群
出典:筆者にて撮影(圧力鍋で作った「切り干し大根とにんじんの甘酢煮」)
ひじきや切り干し大根、豆などの乾物はもどさなくても使えるので、とっても楽。ふだんの食事にも積極的に常備菜として取り入れるようになります。筆者がよく作るのは「切り干し大根とにんじんの甘酢煮」。加圧時間がたったの1分なので材料を切ってから出来上がりまでたった15分足らずです。ちょっとした箸休めにぴったりですよ。
まとめ
圧力鍋は使ってみないとその魅力がわかりにくいアイテムで、ハードルが高いと思っている人も多いかもしれません。でも使い方はとっても簡単。毎日でも使いこなせるアイテムです。日頃の食事作りで圧力鍋の出番が増えれば、時短調理は実現可能です。ぜひ一度お試しを!