非常食は、いつもの食品で「ローリングストック」がおすすめ
出典:photoAC
近年、全国各地で大規模な災害が頻発しており、防災に対する意識が高まってきています。それに伴って、防災グッズを準備している家庭も増えてきています。
しかし、防災グッズの中でも、長期間保存の効く「非常食」を家族分確保するには、かなりの値段がするため、非常食を準備するまでに至っていない方もいると耳にしたことがあります。手軽に食料を備蓄できればと思ったことありませんか?
最近では、「ローリングストック」といって、いつも使っているもので備蓄する方法が広まっており、新しい防災への備えとなっています。
今回、いつもの食品を備蓄にできる「まめ得」な防災術をお届けします。
ローリングストックとは?
出典:筆者にて作成(ローリングストックの考え方)
冒頭でも少し触れましたが、ローリングストックとは、「日頃から自宅で利用している日用品や食品を少し多めに購入し備えることで、災害時の当面の生活を可能にする方法」のことをいいます。
もう少し詳しく説明すると、普段から少し多めに食料や日用品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足して、常に一定量の食料などを備蓄しておくということです。
たとえば、レトルト食品や缶詰、カップラーメンなどを自宅にストックされている事が多いかと思います。それらの食料を食べたら、補充しておくことで、突然の災害時の食事にも活用できるのです。
我が家のローリングストック
出典:筆者にて撮影(ローリングストック食材の一部と防災グッズ)
筆者宅では、玄関に一番近い部屋に防災グッズと一緒に食品のローリングストックボックスを配備しています。
目安として、1人につき3日分の食料をストックしておくといいと言われています。
筆者宅では、レトルトカレー、レトルトご飯、カップラーメン、缶詰、水など、普段から食べるもので、常温保存ができて長期間賞味期限のある食材を選んでいます。また、バランス栄養食品なども準備しておくといいかもしれません。
賞味期限の管理方法として、お店でも取り入れている「先入れ先出し法」を活用して、種類ごとに一番手前が賞味期限の早いものという順番で並べています。そうすれば、つどつど賞味期限を確認しなくてすみます。
まとめ
専用の非常食を準備するに越したことはないのですが、せっかく費用をかけて保管しておいたのにも関わらず、賞味期限切れで捨ててしまっていては元も子もありません。
日常の食事に取り入れながら、ストック食材を確保しておくことで、突然の災害がきても安心できます。