お買物探偵団

清水・伊藤食品。あいこちゃん金のまぐろ油漬・銀のまぐろ水煮。缶汁まで絶品!|からだに美味しいお取り寄せ(47)

出典:伊藤食品

 

マグロは薬膳において、血を増やすパワーに優れた魚。貧血、不眠、美髪、婦人科系トラブルに威力を発揮します。そんなマグロパワーを手軽に摂取するなら「ツナ缶」。

 

今回は一度食べたら、ほかのツナ缶に戻れないという評判の一品をご紹介します。

 

化学調味料一切不使用。安心・安全な缶詰づくり

 

出典:筆者にて作成

 

冷凍マグロの水揚げ量日本一を誇り、日本のツナ缶発祥の地とされる静岡市清水区。この地に本社と工場を構える、缶詰メーカー「伊藤食品」。1948年に創業、「消費者の方々に安心と信頼をもって賞味していただける食品を製造する」を企業理念に掲げ、厳選した素材を使用し、化学調味料は一切不使用。安心・安全な食品づくりを行っています。

 

出典:伊藤食品(伊藤食品清水工場。おもにツナ缶の製造が行われている。ブランドマークのあいこちゃんがお出迎え)

 

伊藤食品は、もともとOEMのみを手掛けてきましたが、2007年から自社ブランド商品の開発に着手し、2011年からは自社ブランドあいこちゃんシリーズを展開しています。

 

「あいこちゃんブランド」の缶詰には、「美味しくて、安心な缶詰を子どもたちに食べさせたい」という想いを込めて、ブランドマークの小さな女の子「あいこちゃん」が描かれています。

 

出典:筆者にて撮影(おかっぱ頭がかわいい、あいこちゃん)

 

あいこちゃんブランドで、高い人気を誇るのが「あいこちゃん鯖」シリーズ。商品名でピンとこなくても、この姿に見覚えはありませんか? スーパーマーケットなどで燦然と輝く「金色」と「銀色」のサバ缶! 「あいこちゃん金の鯖味噌煮」「あいこちゃん銀の鯖水煮」です。

 

出典:伊藤食品(あいこちゃん金の鯖味噌煮、あいこちゃん銀の鯖水煮)

 

厳選した素材、自家製野菜スープが味の決め手

 

そして、もうひとつの伊藤食品を代表する「金」と「銀」があります。それが「鮪缶シリーズ」の「あいこちゃん金のまぐろ油漬」と「あいこちゃん銀のまぐろ水煮」です。

 

出典:筆者にて撮影(あいこちゃん金のまぐろ油漬、あいこちゃん銀のまぐろ水煮)

 

「こちらもわが社の看板商品です」と笑顔で語るのは、製造部工場長代理兼商品開発担当の吉田侑未さん。「とっても美味しいんですよ みなさん、ツナ缶ってどれも同じだと思っている方が多いんですけれど、違うんです!」。

 

じつは、吉田さんも入社するまでは、まったくツナ缶へのこだわりはなく「どれも変わらない」と思っていたのだそう。「うちのツナ缶を食べて、驚きました。これまで食べてきたツナ缶とは別物だったんです」と吉田さん。

 

出典:伊藤食品(吉田侑未さん。髪をほどけばじつは、まさかの「あいこちゃんカット」(ご本人いわく、「たまたま」だそうです……))

 

それを物語るかのように「一度食べたら、ほかのツナ缶に戻れないというお客様が多いですね」と営業部営業課主任の望月真帆さんが続ける。

 

出典:伊藤食品(望月真帆さん。あいこちゃんと一緒にスマイル)

 

その美味しさの秘密は、理念通り、安心安全を大前提とした「徹底的なこだわり」がある。

 

まず、製造はすべて清水工場。「最近では、ツナ缶は海外で製造するケースが多いのですが、うちではすべて清水工場です」と吉田さん。徹底した品質管理を行うことが安心・安全な商品製造につながると考えているからです。

 

さらに、原料は100%「マグロ」のみ。一般的にカツオが使われたツナ缶も多いけれど、伊藤食品では美味しさを追求して厳選したマグロを使用。缶に大きく書かれた「鮪」の文字は、こだわりの証です。

 

頭・内臓を除去して蒸し上げ、骨や皮、血合いを取り除いたマグロの身をフレーク加工します。

 

出典:伊藤食品(フレーク前のマグロ。骨や皮など紛れていないか目視でしっかり確認する)

 

缶に詰め、スープ、金のまぐろ油漬にはあわせてこめ油も入れて加圧・加熱殺菌します。

 

出典:伊藤食品(金色に輝く缶にていねいに詰める)

 

じつはこの「スープ」が伊藤食品ならではの究極のこだわり。自家製の特製スープを使用しているのです。「一般的に、味付け用のスープは、業務用の濃縮エキスが使われることが多いんです」と吉田さん。「わが社では、野菜だしを煮出し、特製スープを作っているんです」。

 

国産の乾燥たまねぎ、にんじん、キャベツを大釜でじっくり煮込んで野菜だしをとり、、さらに国産ローストオニオンをプラス。食塩にもこだわり、沖縄の塩「シママース」で仕上げます。「コクのある風味豊かなスープは、優しい味わいでマグロの美味しさを引き立ててくれます」と吉田さん。

 

出典:伊藤食品(野菜だし。旨みがいっぱい)

 

出典:伊藤食品(野菜だしには、こんなにたっぷりの野菜が使われている)

 

野菜だしを使用する日は、1時間早く工場入り、など手間はかかるけれど「仕上がりがまるで違うのでここは譲れません」。なぜなら伊藤食品には「化学調味料は一切使用不可」という理念があるからです。

 

化学調味料を使わないということは、メインの原料だけではなく、調味料ひとつひとつにおいても厳選したものを的確な加工で仕上げ、主役の味を引き立てる必要があります。「このスープだからこそ、旨みたっぷりのツナ缶に仕上がるんです」と吉田さんが説明します。

 

だから、金のまぐろ油漬に使われている油も一般的に使用されている「大豆油」ではなく「こめ油」。「大豆油は安定供給しやすいけれど、くどさがあります。一方こめ油は、口当たりがサッパリ、あっさりしています」と吉田さん。

 

あいこちゃんがいつも、にっこりする。そんなからだにやさしく美味しい商品づくりが行われているのです。

 

やわらかで、やさしい味わい。炊き立てごはんにのせても最高!

 

こだわりのツナ缶をいただいてみました。まず、缶の金色がまぶしい、あいこちゃん金のまぐろ油漬を開けてみます。

 

あれ?なんだか違う。缶の中には、しっとりほろっとした感じの身。いつも見る、エッジのある「ほぐし身」の雰囲気とはどうも違っています。

 

出典:筆者にて撮影(澄んだ金色の油が煌めく、金のまぐろ油漬)

 

食べてみると……見た目通りほろっとやわらかな口当たりで、とろっとなめらか。雑味がなく、やさしい味わい。けれど次第に、口の中にじわりじわりと旨みがひろがっていきます。油もさらりとして、食べた後もすっきり。そしてまた食べたくなる。

 

こんなツナ缶ははじめて!!

 

銀のまぐろ水煮も同様。缶汁をひと口飲んでみると、極上の「スープ」。鍋でことこと野菜を煮込んでいる風景が浮かぶよう。ここにマグロの旨みが加わっているのだからそりゃあ、美味しいに決まってる!

 

出典:筆者にて撮影(まるでリエットのようなビジュアルの銀のまぐろ水煮)

 

ツナ缶としてのクオリティの高さは、「ごはんにのせてみる」といよいよ明確になります。

 

アツアツごはんに、金のまぐろ油漬をのせて、缶汁もかけてしょうゆをたらり……。ウマいっ! ごはんの熱が加わってツナがよりまろやかに、旨みが鮮やかになって箸が止まらなくなる美味しさです。そして缶汁がしみこんだごはんが、思わず口角があがってしまうほど、とんでもなくウマいっ!

 

出典:筆者にて撮影(炊き立てごはんに、金のまぐろ油漬をのせて。わさびをプラスしてもウマいっ!)

 

まるで、削りたてのかつお節をのせた、おかかごはん級の感動!

 

そんなツナ缶、この世にあったかな?と思うほど絶品です。

 

料理の味わいがワンランクアップ! 缶汁もマスト!

 

圧倒的な美味しさの金のまぐろ油漬と、銀のまぐろ水煮。おすすめの使い方は、「まず、ぜひ炊き込みご飯を試していただきたいです」と望月さん。

 

炊飯器に米、金のまぐろ油漬を缶汁ごと加えて、既定の水を加えて炊きます。「やさしい旨みが際立ってバツグンの美味しさです」と望月さんが笑顔で語ります。「金のまぐろ油漬は、缶汁ごとそうめんにかけるのもおすすめ。めんつゆ不要で美味しくいただけます」

 

銀のまぐろ水煮は「トマトスープに使うと美味しく仕上がります」と吉田さん。

 

わたしも缶汁の美味しさも余すことなくいかすべく、薬膳レシピを作ってみました。まず「造血キャロットラペ」。

 

まず、マグロ同様血を増やす、にんじん、レーズン、ドライクランベリーを組み合わせたレシピです。

 

千切りにしたにんじんに塩をふってもみ水気をだしてから、ボウルに入れて金のまぐろ油漬を加えて合わせます。このとき、必ず「缶汁ごと」プラスすること! レーズンとドライクランベリーも加えて、白ワインビネガー、こしょうで味を調えたら完成。

 

そう、缶汁を加えればオイルや塩は不要! 旨みがしみたこめ油で味がきまるのです。

 

まろやかなツナの味わいがにんじんの風味を豊かに。ベリー類の甘酸っぱさが、寄り添って「デパ地下のデリ」級の美味しさに!

 

出典:筆者にて撮影(「造血キャロットラぺ」。ツナの旨みがにんじんにしみて、無限に食べられそう)

 

金のまぐろ油漬でもう一品。「ツナと小松菜のカルボナーラ風うどん」です。やさしい風味の金のまぐろ油漬はうどんとの相性がバツグン。

 

作り方はカンタン。ボウルに卵を割り入れてかき混ぜたら、ゆでたうどんと小松菜、金のまぐろ油漬をもちろん「缶汁」ごと入れて混ぜるだけ。器に盛り、もみのりを散らします。

 

カルボナーラ風のまろやかなうどんは、ツナの旨みが炸裂して深みのある味わいに。粉チーズをふって味変するのもおすすめ。

 

出典:筆者にて撮影(ツナと小松菜のカルボナーラ風うどん。こちらは血を補う小松菜、そして増毛・白髪に役立つのりを加えた「美髪薬膳」レシピです)

 

銀のまぐろ水煮は、ハワイの名物「アヒポキ風薬膳サラダボウル」に。本来はマグロのお刺身で作る料理をツナでアレンジしました。

 

丼にごはんを盛り、サラダほうれん草、トマト、アボカド、赤たまねぎ、そしてツナの身をのせます。もちろん缶汁は捨てないで!

 

しょうゆ、ごま油、そして缶汁を合わせたドレッシングをかけて、レモン汁をしぼっていただきます。

 

しっとりしたツナは野菜、ごはんとしっくりなじみます。缶汁の旨みをいかしたドレッシングがさらに味わいに深みを出し、生のマグロで作るより美味しい!

 

出典:筆者にて撮影(アヒポキ風サラダボウル。血を補うほうれん草、血行を促進するたまねぎ、気を補うアボカドを組み合わせたパワーアップに役立つ薬膳レシピです)

 

料理の味わいをワンランクアップする「金のまぐろ油漬」と「銀のまぐろ水煮」。あっという間に「お料理上手」になれるツナ缶、ぜひ一度使ってみてくださいね。「缶汁マスト」もお忘れなく!

 

 

■あいこちゃん「金のまぐろ油漬」と「銀のまぐろ水煮」は、伊藤食品公式サイトからお取り寄せください。

 

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