超人気のカトレヤ醤油を入手。甘さと旨味
大分県別府市にあるフジヨシ醤油。地元大分だけでなく九州ではかなり有名な醤油屋さんです。定番のカボス醤油をはじめ、ドレッシングや味噌、甘酒と幅広い製品を作っています。
中でも、特に人気な製品が「カトレア醤油」。こちらは他にはない旨味と甘味が新鮮なだし醤油で、一度食べるとヤミツキになると言われている醤油として知られています。芸能人にもファンが多いようで、SNSなどでカトレア醤油好きと言っている人も結構見かけます。テレビや雑誌などでも数多く紹介されているので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
そんなカトレア醤油は、地元の人気食材しか置かないと言われている空港(大分空港)のお土産売り場でももちろん販売されています。
筆者がカトレア醤油を知ったのが昨年。大分出張した際、空港のPOPでかなり推していたので思わず購入したのがきっかけです。早速使ってみると、今までの醤油の概念が覆されるような味にびっくりし、すっかりハマってしまいました。
今回はそんなカトレア醤油についてご紹介します。
カトレア醤油とは
家庭でも料理屋のような美味しい味が出せ、調理だけでなく、かけ醤油としても使える万能醤油を作りたいと、フジヨシ醤油が開発した醤油がカトレア醤油です。完成に至るまで、なんと10年もの開発期間がかかったそうです。
カトレア醤油は、だし醤油の先駆けとしても知られており、かつおの旨味を利かせた甘めの味は、料理をワンランクアップさせてくれると口コミで評判に。家庭の主婦だけでなく、プロの料理人も愛用する醤油として全国から注文が殺到するほど大ブレークを果たしました。
出典:筆者にて撮影(小皿に注いだだけで美味しそうな匂いが漂います-カトレア醤油)
カトレア醤油の気になるお味は
口に入れると最初にガツンとした甘味が押し寄せます。九州以外の地域に住んでいる人には甘すぎると言われる九州の刺身醤油よりも甘いので、もしかすると全国にある醤油の中でも一番甘いのかもと思うほど。
次に、出汁の旨味と醤油の酸味が同時に押し寄せてきて、初めに感じた甘さと混ざり合い、完成されたひとつの醤油の味になるので、いつまでも味わっていたい感覚になります。
出典:筆者にて撮影(カトレア醤油は大分名物とり天のつけタレとしても合います)
また、行ったことある人なら想像つくかもしれませんが、カトレアの匂いは醤油工場のまさにそれ。濃厚な醤油の香りは、鼻腔にこれが美味しいと教えてくれます。
刺身であれば、脂の乗ったブリやトロ、ネギトロとの相性は抜群。他に、卵かけご飯、納豆のタレ、冷奴や煮物、天ぷら、丼などに使っても美味しく食べられると思いますよ。
出典:筆者にて撮影(カトレア醤油をかけるとネギトロの旨味が増します)
カトレア醤油を使って調理してみた
筆者一押しのカトレア醤油レシピをご紹介。醤油自体が甘いため、砂糖を使わず調理をすることができるのも嬉しいポイントです。
りゅうきゅう丼
大分名物のりゅうきゅう。各家庭によってレシピは違うそうですが、地元の海鮮居酒屋から聞いたレシピで作りました。
出典:筆者にて撮影(カトレア醤油で作った海鮮丼。あまり見かけないゴマがいい味出しています)
<材料>
刺身(ブリやマグロ、あれば生サバなどがオススメ) 1パック
カトレア醤油 適量(大さじ2)
みりん 小さじ1
酒 小さじ1
小ネギ 適量
おろしニンニク チューブのもので2cmほど
おろし生姜 チューブのもので2cmほど
すりごま 大さじ1
刺身以外の調味料を皿に入れ、満遍なく混ぜる。その上に刺身を入れ、1時間ほど冷蔵庫で馴染ませる。熱々のご飯の上にかければ出来上がり。
鶏の手羽なかの醤油焼き
どこのスーパーでも売っていて、比較的安く買える手羽なか。こちらを使った美味しいレシピです。
出典:筆者にて撮影(カトレア醤油の旨味が染み込んだ手羽なかは何本でも食べられそう)
<材料>
手羽なか 200g
カトレア醤油 大さじ1
みりん 小さじ1
酒 小さじ1
ごま 適量
薄く油を引き、手羽なかを炒める。火が中まで通ったら、全て混ぜ合わせたカトレア醤油の調味料をかけ、汁気がなくなるまでさらに炒める。最後にごまを振って出来上がり。
ぶりの煮付け
脂の乗ったぶりとカトレア醤油の相性は抜群。ぶりの旨味を引き出してくれます。
出典:筆者にて撮影(照り焼きほどくどくなく、いくらでも食べられそう)
<材料>
ぶり 2尾
カトレア醤油 大さじ 3
みりん 大さじ3
酒 大さじ 5
水 200cc
生姜 ひと切れ
砂糖は使わず、カトレア醤油とみりんの甘味だけで味を整えます。各家庭により煮魚を作るときの配分は違いますので、参考にしていただき、適宜分量を変えてください。
カトレア醤油のまとめ
全国各地に醤油工場はあり、それぞれが地元に根付いた味で勝負をしていると思いますが、インターネットの普及により、気軽に各地のものが手に入るようになりました。
こちらのフジヨシ醤油もネット通販をしているみたいですので、気になった方はチェックをしてみてくださいね。ぜひカトレア醤油を食べてびっくりしてみてください。