お買物探偵団

牛乳石鹸 「赤箱」と「青箱」は何が違う?

出典:筆者にて撮影(牛乳石鹸の「赤箱」と「青箱」)

 

超ロングセラーで、昔も今も幅広い世代に親しまれている牛乳石鹸。ミルク成分が入った、お肌に優しい石鹸です。

牛乳石鹸には「赤箱」と「青箱」があるのをご存じでしたか?この2つには使用感に違いがあるほか、関西には赤箱、関東には青箱が多く売られているなど、地域性にも違いがあるんです。

今回は、牛乳石鹸の歴史をひも解きながら、「赤箱」と「青箱」の違いを探っていきます。

 

 

「牛乳石鹸」の歴史

 

出典:photoAC

 

牛乳石鹸は、大阪市に本社を構える牛乳石鹸共進社さんの看板商品です。

牛乳石鹸と聞くと、1960年代~70年代の音楽バラエティ番組「シャボン玉ホリデー」を思い出す方もいるのではないでしょうか。牛乳石鹸が提供していたこの番組では、牛のブランドマークや「モー」という鳴き声が印象的に使われていたのです。

人気番組「シャボン玉ホリデー」は、ザ・ピーナッツや植木等だけでなく、牛乳石鹸の知名度もグンと上げました。

親しみやすいイメージと、老舗ならではの高い品質で、人々の暮らしに広く浸透した牛乳石鹸。名曲「神田川」でカタカタ音を立てる石鹸も、牛乳石鹸だったかも?

 

 

牛乳石鹸が発売されたのは、いつ?

 

出典:牛乳石鹸公式ウェブページ

 

牛乳石鹸は今から何と90年以上前、1928年の大阪で誕生しました。ちなみに、その年の大阪では漫画家・手塚治虫も生まれています。後の漫画の神様も、お風呂で牛乳石鹸を使っていたかもしれませんね。

 

当時作られていた牛乳石鹸は、赤箱のみ。中国でも販売されていました。「古くから日本をはじめ中国などでも縁起の良い色とされている」ため、赤色のパッケージが採用されたのだそうです。

 

牛乳石鹸の長い歴史の中には、苦難の時代もありました。

1945年には戦争で工場が全焼し、いったんは生産が止まってしまいます。しかし、戦後すぐに工場を再建。採算度外視で原料をかき集めて作られた牛乳石鹸は、配給で大阪の人々に届いたそうです。

混乱していたこの時代、良い香りがする石鹸は癒しの存在だったことでしょう。

 

 

牛乳石鹸の「青箱」が関東で人気に

 

出典:牛乳石鹸公式ウェブページ

 

1949年には「赤箱」「青箱」「白箱」の全国展開が始まりました。この時に開発された「青箱」は、関東地方を中心に販売され、たちまち人気になったとか。そのため、今も関東地方では「青箱」が多く売られているのです。「青箱」のルーツは、こんなところにあったんですね。

 

 

今も人気の牛乳石鹸

 

時代が変わっても、昔ながらの製法で作られている牛乳石鹸。近年では「肌に優しい洗顔せっけん」としてネットで注目されるなど、若い人にも親しまれています。

人気の秘訣は、やはり使い心地の良さではないでしょうか。天然の油脂を使い、手間のかかる釜だき製法でじっくりと仕立てるから、洗いあがりがしっとりした石鹸ができるそうです。

 

 

牛乳石鹸の「赤箱」と「青箱」、使い心地はどう違う?

 

出典:筆者にて撮影(牛乳石鹸「赤箱」と「青箱」)

 

パッケージを見ると、「赤箱」には「しっとり」、「青箱」には「さっぱり」という表示があります。具体的に、どんな違いがあるのでしょうか。

 

泡立ちの違いは?

 

出典:筆者にて撮影(牛乳石鹸の泡をスプーンですくったところ。左が「赤箱」、右が「青箱」)

 

「赤箱」と「青箱」の泡立ちを確かめるため、ネットを使って泡立ててみました。

写真では分かりづらいのですが、「赤箱」の泡はきめ細かく、もっちりした肌ざわり。「青箱」の泡は、軽めで柔らかく弾ける触感です。

作業を終えて水で流すと、いつものハンドソープで洗った時よりも、手がすべすべしました。

 

 

うるおい成分の違いは?

 

クリーミーな泡でしっとり洗える「赤箱」。ソフトな泡でさっぱり洗える「青箱」。成分にはどんな違いがあるのでしょうか?

 

牛乳石鹸の公式ウェブサイトによると、「うるおい成分」として配合されているのは、

「赤箱」ミルク成分(乳脂)・スクワラン

「青箱」ミルク成分(乳脂)

とのこと。洗いあがりの違いは、「スクワラン」に秘密がありそうです。

 

スクワランとは、天然のうるおい成分のこと。水分や汗と混ざると、皮脂膜になって肌を乾燥から守ってくれるんだそうです。

「赤箱」の方にはスクワランが入っているから、洗いあがりのしっとり感が増しているんですね。洗顔用としても、おすすめされています。「青箱」の方は、お風呂あがりのさっぱり感を重視する人にぴったりだと思います。

 

ちなみに筆者は、かかりつけの皮膚科で固形石鹸を勧められて以来、洗顔にも入浴にも牛乳石鹸を愛用しています。肌の調子が安定するし、家計にも優しいので手放せません。

さっぱりすべすべ感が好きなので、普段は「青箱」を使っていますが、肌が乾燥しやすい冬には「赤箱」を選んで買うことも。季節によって使い分けられるのも良いですね。

 

 

香りにも違いが

 

「赤箱」はローズ、「青箱」はジャスミンの香り。どちらも石鹸らしい、どこか懐かしい香りです。この香りを楽しめるのも、牛乳石鹸の魅力なのです。

 

 

牛乳石鹸の「赤箱」と「青箱」の違いを知って、しっとりお風呂タイムを!

 

昭和の初めに誕生し、令和の今も変わらない品質を保っている牛乳石鹸。しっとりした洗いあがりと優しい香りは、お風呂タイムを懐かしい癒しの時間にしてくれます。

「最近は、液体のボディソープばかり使っているな」という方も、久しぶりに試してみてはいかがでしょうか?

 

(参考)

牛乳石鹸の歴史

赤箱年表

赤箱と青箱の違い

スクワランって何?

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