寝起きに気になる目の下のむくみ。原因と対策をご紹介
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寝起きに鏡を見ると目の下がむくんでいることはありませんか? 目の下にむくみがあると表情が疲れて見えたり、女性でしたらその後の化粧のノリが悪くなることも。原因や対策、解消方法を知って目の下のむくみを撃退しましょう。
目の下のむくみの原因
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男女問わず多くの方が経験したことのある”むくみ”。手足などと同様、顔もむくみやすい部位といわれています。顔の中でも目の下は特にむくみやすい部位ですが、むくみの原因は何なのでしょう?
考えられる原因のひとつに、余計な水分が蓄積されることが挙げられます。人間の体の約60%は水分で、細胞内(細胞内液)と細胞外(細胞外液)にあります。通常は体内の水分の割合は維持されていますが、このバランスが崩れると組織と細胞の間に余分な水分が溜まり、むくみが発生するのです。
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水分バランスの崩れの原因は塩分の過剰摂取が考えられます。体には塩分濃度を一定に保とうとする機能があります。そのため、塩分を摂り過ぎると塩分濃度を薄めるために水分を過剰に溜め込んでしまうのです。また、糖分の過剰摂取もむくみのもとになるので、糖分も摂取しすぎないようにしましょう。また、寒さや夏の冷房下での冷えなどもむくみの一因となります。
むくみ予防の対策は?
むくみを解消するためにおすすめなのは入浴などで血液循環をアップさせること。そして塩分を摂り過ぎないことです。体が冷えていると、毛細血管の血液循環が悪くなり、むくみにつながります。
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これから寒さが厳しくなるので、外出の際は冷えを避けるような服装を心がけてください。靴下を2枚履く、手袋をする、カイロを活用するなどして、手足が冷えないようにしましょう。
“アルコールのせいでむくむ”は勘違い?
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勘違いされがちなのはお酒によるむくみです。お酒を多く飲んだ翌朝に顔がむくんでいた、という経験がある方は多いでしょう。でも、実はアルコールが直接の原因で体がむくむということはないのです。アルコールには利尿作用があるので、むしろ体内の水分は減るはず。では、どうしてお酒を飲んだ翌朝は顔がむくむのかというと、お酒と一緒に塩分の多い食事を摂っていることがひとつの原因と考えられます。さらに、お酒を飲んですぐに布団に入ってしまうと、抗利尿ホルモンが出て本来排出されるべきお酒の水分が体内に溜め込まれることが考えられます。ですから、寝る前にはできるだけトイレに行くことをおすすめします。
そのほか疲労や睡眠不足もむくみの天敵
それ以外に、疲労や睡眠不足も目の下のむくみの原因となります。寝室の温度を快適に保ち、明かりは暗めに設定するなどして質の良い睡眠を取るように心がけましょう。
目の下のむくみ解消方法
目の下がむくんで腫れぼったくなると化粧のノリも悪くなります。目の下のむくみを解消する方法をご紹介しますので、むくみが気になる朝は実践してみてください。
◆目の周囲をやさしく揉みほぐす
▶ 乳液やクリーム、オイルなどを指先に取る。
▶ 目の周りを指の腹でマッサージする。目頭から目の上を通り目尻で折り返し、目の
下を通り目頭に戻る流れを5回行う。
▶ 最後に目頭のくぼみをゆっくり押す
目の周囲の皮膚はとてもデリケートなので乳液などの滑りを借りて、やさしくマッサージするようにしましょう。