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【2026年】祇園祭とは?日程・山鉾巡行・宵山の見どころを徹底解説

出典:八坂神社


「コンコンチキチン、コンチキチン」――祇園囃子の音が聞こえてくると、京都の街は夏一色に染まります。

祇園祭は1,150年以上の歴史を持つ八坂神社の祭礼で、一般に「日本三大祭り」のひとつに数えられます。

2009年には「京都祇園祭の山鉾行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

本記事では、祇園祭の歴史・由来・2026年の日程から、山鉾巡行・宵山の見どころまで、解説します。

 

祇園祭とは?――1,150年以上続く京都の夏の祭礼

 

出典:八坂神社

 

祇園祭は、京都・東山にある八坂神社が執り行う祭礼です。

その始まりは平安時代の貞観11年(869年)。

当時、日本全国で疫病が猛威を振るい、多くの死者が出ていました。この疫病を鎮めるために「御霊会(ごりょうえ)」と呼ばれる儀礼が行われ、これが祇園祭の起源とされています。

 

儀礼では当時の国の数を表す66本の矛を立て、悪霊を矛に移すことで町の穢れを祓いました。その矛が次第に豪華・巨大化して現在の「山鉾(やまほこ)」になったとされ、室町時代には現在のような華やかな形が整えられました。

応仁の乱などで幾度か中断を余儀なくされたものの、そのたびに京都の町衆の手によって復活し、千年以上受け継がれています。

 

2009年には「京都祇園祭の山鉾行事」がユネスコ無形文化遺産に登録。

2014年には前祭・後祭が復活するとともに大船鉾が巡行に復帰し、2022年には約200年ぶりに鷹山も巡行に戻るなど、現在も進化し続けている祭りです。

 

祭りの場所と規模

 

祭礼は八坂神社を中心に、京都市内各地で行われます。

7月1日から31日まで1か月にわたって様々な神事・行事が展開され、山鉾巡行が行われる17日・24日前後には日本国内のみならず世界中から多くの観光客が京都を訪れます。

 

2026年 祇園祭 日程一覧

 

開催期間:202671日(水)〜731日(金)

開催場所:八坂神社・京都市内各地

 

7月1日〜18日 吉符入(きっぷいり)――各山鉾町で祭礼の準備が始まる

7月2日(木) くじ取り式――山鉾巡行の順番を決める抽選

7月10日(金) お迎え提灯・神輿洗(みこしあらい)

7月914日 前祭 山・鉾建て

7月1213日 前祭 山鉾曳き初め・山舁き初め

7月1416日 前祭 宵山

7月16日(木) 石見神楽奉納 18:00〜(八坂神社能舞台)

7月17日(金) 前祭 山鉾巡行 9:00 四条烏丸出発

7月17日(金) 神幸祭(神輿渡御) 16:00頃〜 八坂神社出発

7月1821日 後祭 山・鉾建て

7月2021日 後祭 曳き初め・山舁き初め

7月2123日 後祭 宵山

7月24日(金) 後祭 山鉾巡行 9:30 烏丸御池出発

7月24日(金) 花傘巡行・還幸祭 16:00頃〜 四条御旅所出発

7月28日(火) 神輿洗

7月31日(金) 疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)――祭礼の締めくくり

 

※★印が特に見どころとなる主要行事です。日程・時間は変更になる場合があります。

参加前に必ず八坂神社の公式サイトでご確認ください。

 

山鉾巡行――祇園祭最大のハイライト

 

出典:八坂神社

 

山鉾とは?

 

山鉾とは、木材・金属・漆喰などで作られた巨大な山車のことです。

高さはビルの58階に相当するものもあり、国内外の豪華な織物・美術品で飾られています。その豪壮な佇まいから「動く美術館」とも称されます。

 

山鉾には「鉾(ほこ)」と「山(やま)」の2種類があります。

鉾は長い真木(しんき)を持ち、囃子方が乗って祇園囃子を奏でながら巡行します。

山は鉾より小さく、神様を象徴する御神体を乗せて巡行します。

2026年は合計34基(前祭23基・後祭11基)が巡行予定です。

 

前祭と後祭の違い

 

前祭(さきまつり)は717日(金)に23基の山鉾が四条烏丸を9:00に出発します。

規模が大きく華やかで、はじめての祇園祭参拝にはこちらがおすすめです。

 

後祭(あとまつり)は724日(金)に11基の山鉾が烏丸御池を9:30に出発します。

前祭と比べると規模は小さめですが、落ち着いた雰囲気の中でじっくりと鑑賞できます。

同日には花傘巡行も行われ、傘鉾・馬長稚児・舞踊など多彩な出し物が披露されます。

 

必見「辻廻し」

 

交差点で巨大な山鉾の向きを変える「辻廻し(つじまわし)」は山鉾巡行の最大の見どころです。

数十人の曳き方が力を合わせ、竹を敷いた上に水をまきながら山鉾をゆっくりと方向転換させる迫力ある場面は、沿道から大きな歓声が上がります。

河原町四条・河原町御池・御池新町などの辻廻し地点は特に混雑します。

 

宵山――山鉾巡行前の数日間

 

出典:公益社団法人 京都市観光協会

 

宵山とは、山鉾巡行前の数日間に行われる前夜祭的な行事です。

山鉾に無数の提灯が灯り、祇園囃子が流れる中、多くの人々が浴衣姿で夜の街を歩きます。

 

前祭の宵山(71416日)では、例年15日・16日に四条通・烏丸通が歩行者天国となり、屋台も立ち並びます。

特に最終日716日の宵山は人出が多く、夜の山鉾が最も美しく輝く時間として知られています。

 

後祭の宵山(72123日)は前祭に比べてやや落ち着いた雰囲気で、各山鉾町の会所(かいしょ)に飾られた美術品・屏風・御神体を見学できる「会所飾り」も楽しめます。

 

屏風祭

 

宵山の期間中、各山鉾町の町家では格子をはずし、通りから見えるように家宝の屏風や道具を飾る「屏風祭」も行われます。

普段は非公開の美術品・文化財を間近で見られる貴重な機会です。

 

神輿渡御――祭りの本質はこちら

 

山鉾巡行が「動く美術館」として観光的に注目されますが、祇園祭の本来の神事の中心は「神輿渡御(みこしとぎょ)」です。

山鉾巡行は神幸祭に先立って行われる神事として位置づけられています。

 

7月17日の神幸祭(しんこうさい)では、八坂神社の中御座・東御座・西御座の3基の神輿が八坂神社を出発し、氏子地域を巡って四条御旅所に渡ります。

7月24日の還幸祭(かんこうさい)では、御旅所に滞在していた3基の神輿が再び八坂神社へと戻ります。

神輿が祇園石段下で「差し上げ」をしてから出発する様子は迫力満点です。

 

はじめての祇園祭参拝ガイド

 

出典:八坂神社

 

アクセス

 

八坂神社へは市バス100・206系統「祇園」バス停下車すぐです。

山鉾巡行・宵山期間中は四条通周辺が交通規制されるため、京阪電車「祇園四条」または阪急電鉄「京都河原町」の利用がおすすめです。

 

混雑を避けるポイント

 

山鉾巡行当日は午前中から混雑が始まります。

混雑を避けたい方は前日の宵山の早い時間帯(16時〜18時頃)か、やや規模が小さめの後祭がおすすめです。

京都観光Naviでは交通規制やライブ映像が公開される年もあるため、直前に確認しましょう。

 

有料観覧席

 

前祭(717日)・後祭(724日)の山鉾巡行には有料観覧席が設置されています。

御池通の良席でゆったりと鑑賞できる有料観覧席の販売情報は、京都観光Naviなどで最新情報をご確認ください。

売上の一部は山鉾巡行の保存継承に充てられています。

 

粽(ちまき)

 

各山鉾では厄除け・縁起物として「粽(ちまき)」が授与されています。

食べるものではなく、玄関に飾ることで1年間家内を守ってくれるお守りとされており、祇園祭の定番のお土産としても人気です。

宵山期間中が最も購入しやすいタイミングです。

 

監修者より――九星気学から見た祇園祭と厄除けの意味

 

祇園祭は疫病退散を祈った御霊会に始まる、文字通り「厄を祓う祭り」です。

九星気学では、特定の方位に移動することで運気を整える「吉方取り」という考え方があります。

この時期に八坂神社へ参拝することは、自分の本命星に基づく吉方位への移動と組み合わせることで、前半の厄を落として後半の運気を整える意味でも、とても理にかなった行動といえます。

参拝の際は自分の本命星に基づいた吉方位を確認しておくとよいでしょう。

たとえば東京から京都は南西方向にあたりますが、読者の方それぞれの居住地によって方位は異なります。

祭りの熱気の中に身を置きながら、半年を振り返り残り半年の気持ちを新たにする。

そんな参拝の仕方もぜひ試してみてください。

 

よくある質問(FAQ)

 

出典:イラストAC

 

Q1. 祇園祭はいつが一番の見どころですか?

A.山鉾巡行が行われる717日(前祭)と724日(後祭)、およびそれぞれの宵山期間(前祭:1416日・後祭:2123日)が最大の見どころです。

はじめての方には規模の大きい前祭(717日)がおすすめです。

 

Q2. 祇園祭は無料で見られますか?

A.山鉾巡行・宵山は基本的に無料で見学できます。

有料観覧席(御池通)を利用する場合のみ料金が発生します。

また一部山鉾の会所見学には拝観券(1,000円程度)が必要な場合があります。

 

Q3. 粽はどこで買えますか?

A.各山鉾の会所(鉾町の拠点)や一部の土産物店で購入できます。

宵山期間中が最も購入しやすいタイミングです。

 

Q4. 雨天の場合は中止になりますか?

A.山鉾巡行は雨天でも実施されることがほとんどです。

ただし天候や状況によって内容・時間が変更される場合もあるため、直前に八坂神社の公式サイト京都観光Naviでご確認ください。

 

まとめ

 

祇園祭は1,150年以上の歴史を誇る、日本を代表する夏の祭礼です。

7月1日から31日まで1か月にわたり、山鉾巡行・宵山・神輿渡御など多彩な神事・行事が行われます。

2026年の山鉾巡行は前祭が717日(金)、後祭が724日(金)です。

ぜひ祇園囃子の音とともに、千年の都・京都の夏を体感してみてください。

 

※掲載している行事の日程・時間は変更になる場合があります。参拝・観覧前に必ず八坂神社・京都観光Naviなど公式情報をご確認ください。

八坂神社公式サイト:https://www.yasaka-jinja.or.jp/

祇園祭山鉾連合会公式サイト:https://www.gionmatsuri.or.jp/

 

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