福岡と東京の名菓〝ひよ子〟の違うところは?|お買い物トリビア(87)
出典:photoAC(「ひよ子」は、お茶と相性バッチリですね)
お土産でもらう機会がある名菓のひとつ「ひよ子」。福岡土産としても東京土産としても人気があるのを不思議に感じたことはないでしょうか。
「ひよ子」は、もともと福岡県飯塚市で誕生したお菓子です。地元で明治時代から続く菓子店「吉野堂」の二代目店主の石坂茂が、大正元年に発案しました。東京に「ひよ子」が進出したのは、昭和になってからのことです。昭和39年にひよ子東京工場が作られてから、東京土産として東京駅や上野駅などで「ひよ子」が販売されるようになりました。
福岡で販売されている「ひよ子」と、東京で販売されている「ひよ子」には、いったいどのような違いがあるのでしょうか。違いについて、答えを考えてみてください。
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お買い物トリビア「福岡と東京の名菓〝ひよ子〟の違うところは?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(福岡と東京の名菓ひよ子はフォルムや顔立ちがちょっと違います。見比べないと、どっちがどっちかわからないかも……)
正解は、「 フォルムや顔立ち 」でした。
福岡と東京で販売されている「ひよ子」は、もともとが福岡生まれの同じルーツを持つお菓子です。販売されているパッケージには、どちらも「ひよ子本舗 吉野堂」という店名を記したシールが貼られています。
製造者は、福岡博多については「株式会社 ひよ子 H」、東京については「株式会社 東京ひよ子 S」と記載されています。
パッケージを開けて、「ひよ子」の個包装をチェックすると、個包装のデザインには、大きな違いは認められません。毛筆で書かれた「名菓 ひよ子 吉野堂」という文字と、黄色のドットが映える個包装です。
味の面でも、大きな違いがあるわけではないのですが、ふたつの「ひよ子」を並べてみると、フォルムに若干差があることが分かります。福岡の「ひよ子」と比べると、東京の「ひよ子」の方が丸みを帯びたふっくら感のあるフォルムで、目が付いている位置も異なっています。「ひよ子」の違いが気になった方は、一度食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。