奈良市。風光明媚な猿沢池を造成したお寺とは?|旅する雑学(139)
出典:photoAC(蛙はいないが亀がたくさん生息している猿沢池)
JR奈良駅からのびる三条通りを春日大社に向けて直進すると奈良八景の一つに数えられる猿沢池の畔に到着します。柳の木に囲まれた穏やかな水面に心が安らぎ、いにしえの歴史に思いをはせながら猿沢池の七不思議に共感するかもしれません。
意外にも、猿沢池は仏教行事のために人工的に造成された池なのですが、どのお寺に属していたかご存知でしょうか?
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旅する雑学「奈良市。風光明媚な猿沢池を造成したお寺とは?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(シンボルの五重塔がそびえる興福寺は猿沢池に隣接した高台に)
正解は、「 興福寺 」でした。
猿沢池は興福寺が行う仏教儀式である放生会(ほうじょうえ)のために、天平21年(749年)に興福寺に隣接して造成されました。放生会は、捕獲した魚や鳥獣を自然に放ち殺生を戒め生命を慈しむ行事です。
濁ることがなく淀まないと言い伝えられてきた水面は平静で、のんびりと亀たちが日光浴を楽しむ光景が見られます。ちなみに、芥川龍之介は猿沢池から龍が天に昇ったとの伝説をもとに小説「龍」を執筆しました。
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