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〝きのこの山〟と〝たけのこの里〟チョコが多いのどっち?|お買い物トリビア(73)

出典:photoAC(現実の筍の色形は、まさにチョコスナック「たけのこの里」そのもの)


子どもから大人まで世代を超えて愛される明治のチョコレートスナック「きのこの山」と「たけのこの里」。1970年代後半に相次いで販売が開始されて以来、可愛らしい形状と一口サイズの手軽さ、チョコレートにクラッカーやクッキーを加えた絶妙な美味しさのコンビネーションから、国民的チョコスナック菓子としての地位を不動のものにしています。

 

人気が高じて、姉妹商品でありながらどちらが美味しいのかといった議論が度々巻き起こり、「きのこたけのこ戦争」に発展したり、製造販売元の明治が「きのこ・たけのこ総選挙」を開催する事態にもなりました。

 

どちらが好みかは個人的な嗜好にもよりますが、実際のところ、このスナック菓子の決め手とも言えるチョコレートの含有量はどちらが多いのかご存じでしょうか?

 

 

お買い物トリビア「〝きのこの山〟と〝たけのこの里〟チョコが多いのどっち?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(軸はクラッカー、傘はチョコレートの「きのこの山」)

 

正解は、「〝きのこの山〟の方が若干多め (1.4倍)」でした。

 

株式会社明治の公式ウェブサイトによれば、先行発売されていたチョコレート「アポロ」の製造ラインを活かすため、チョコレートにクラッカーを加える新発想から商品化されたのが「きのこの山」だったとのこと。

 

「きのこの山」はガーナと南米産2種類のカカオ豆を使い、内側は甘いミルクチョコ・外側は豊かな香りを持つチョコの2層構造で、甘さ控えめなクラッカーとのコンビになっています。きのこの傘の部分が丸々チョコレートでできているせいか「たけのこの里」より1.4倍多くチョコレートを含有。チョコレートをより味わいたい消費者には「きのこの山」がおすすめかもしれませんね。

 

一方で「たけのこの里」はガーナ産のカカオ豆が使われ、内側は優しいミルクパウダーを多く含んだチョコ、外側は口どけのよいリッチなミルクチョコでコーティングされていて、甘じょっぱいサクサクのクッキー生地がベース。

 

チョコレートの含有量に反比例して、2001年に開催された総選挙では「たけのこの里」が辛うじて勝利しているため、チョコレートの量だけでは測れない味のバランスやファンのこだわりがありそうです。

 

ちなみに、明治は811日を「きのこの山の日」、310日を「たけのこの里の日」と制定しています。大人向けのバリエーションや、チョコ増し・チョコなしのアレンジ商品も登場するなど、今後も国民に愛されるチョコレートスナック菓子として食べ継がれていきそうですね。

 

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