グリコのプッチンプリン、違うカタチがあった!?|お買い物トリビア(47)
プリンをお皿にあけた時に、楽しい気持ちで食べてほしいという意味合いも込めて、グリコが販売するプッチンプリンは花型にしています。品質面として、上部分を花型にすると形が複雑になり、容器とふたが接着しにくくなるので、カップの底だけが花型になっています。
確かに、蓋を剥がしてみると円形ですよね。
カップの底の突起物をパキッと折ると空気が入り、その空気に押し出されるようにしてプリンがお皿に盛り付けられる仕組みです。皆さんも一度はプッチンプリンを食べたり、プッチンしてから食べてみたことがあるでしょう。
花型になったカラメルを見るだけで気分が良くなりますが、このプッチンプリンの底のデザイン、花型しかないのでしょうか?イチゴ味など、フレーバーが違うことはあってもカタチは変わらないのでしょうか?
変わる、変わらない、どっちだと思いますか?
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お買い物トリビア「グリコのプッチンプリン、違うカタチがあった!?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(桜みたいなカタチになっているプリン)
正解は、「限定で発売された桜のカタチがあった」です。
実際には、桜の花の形をした「プッチンプリン」の存在があります。江崎グリコによると、とある年に限定品で発売されています。しかも、開発には約5年もかかったそうです。
容器を底の方からのぞいてみると、通常の丸みを帯びた形ではなく桜の形になっています。開発ヒストリーとしては、不安と希望が入り交じる春の卒業、新生活のスタート時に、春の訪れを感じてほしい、笑顔になってもらいたいという思いで開発したそうです。
しかし、通常型と異なり、花びらの先端が少し尖っているため、輸送時に容器が割れてしまうおそれがあったようです。かといって、割れにくい材質に変更するとツマミが折れにくくなり、お皿にうまくプッチンできなくなってしまうことになるため、完成まで何回も試作を繰り返したといいます。
現在は発売されていないレアなプッチンプリンをプッチンできた方は、春の訪れをどのように感じたのでしょうか。希望にあふれる笑顔だったことを祈るばかりですね。