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「繍眼児」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (131)

出典:筆者作成


鳥の声や春風の音、花の香り……。春になると、自然がいっせいに目覚め、賑やかになります。気分もウキウキしてきますね。

 

春を告げる鳥と言えば、うぐいすをイメージされる方が多いでしょう。でも、この繍眼児もそう。難しい漢字ですが、みなさんよくご存じの身近な春を連想させる鳥の名前です。

 

「繍」は刺繍の繍。模様を糸で縫い込むことを意味します。そのような模様を「眼」の周りに持った「児」=小さな鳥。もうお分かりでしょうか?

 

 

難読漢字クイズ「繍眼児」の答えはこちら。読めましたか?

 

 

正解は、繍眼児(めじろ)でした。

 

白い模様で眼の周りを縁取った小さな鳥。繍眼児とは「めじろ」のことだったんですね。一般的には、漢字の場合は「目白」と書く場合が多いと思います。

 

鳴き声がチィー、チィーと良い声のため、昔から「鳴き合わせ会」という行事が行われ、鳴き声を競い合わせてきたそうです。

 

また、「梅に鶯」という春の言葉がありますが、これは梅の花も鶯の声も、ともに春を告げる風情を表現したもの。梅の花の甘い蜜を吸いにやってくるのは、むしろめじろ。鶯は、ほとんど人前に姿を見せてはくれないそうです。

 

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