「晩稲」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (115)
出典:筆者作成
稲作が生活の基盤であった慣習から、秋は収穫の喜びに満ち溢れる実りの時期として知られます。稲刈りを目前にして、広大な田んぼにたわわな穂先をつけた黄金色の稲が茂る様子は、秋の風情を感じさせる光景ですね。
さて、そんな稲の種類を表す「晩稲」とは何と読むのでしょうか? 秋の遅い時期、晩秋に収穫を迎える稲のことなんですよ。
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難読漢字クイズ「晩稲」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、晩稲(おくて)でした。
晩秋に収穫される稲はその品種から「晩稲 (おくて)」と呼ばれます。転じて、成長がゆっくりとした人となりを、「奥手」と表現するのも納得です。
晩稲(おくて)に対して、早期に刈り入れできる稲の品種は早稲 (わせ)、その中間に収穫される稲種は中手 (なかて)と言います。
晩稲という言葉から、秋の深まりを感じながら稲刈りに励み、足早に近づいてくる長い冬の始まりを憂う様が伝わってきて、何とも味わい深いです。