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東大寺に、法会のための別堂はいくつある?|旅する雑学(72)

出典:photoAC(奈良市内を一望できるビュースポット、東大寺の「二月堂」)


日本の古都奈良の見どころといえば、大仏殿を構える東大寺を筆頭に春日大社や興福寺など市内に数多く点在する寺社仏閣です。東大寺には、早春に「お水取り」が行われる「二月堂」を始め、四季折々の仏教行事である法会にちなんだ建造物があります。


二月堂のすぐそばには東大寺最古の建造物「三月堂(法華堂)」がたたずみ、かつて3月に法華会が営まれていた平安時代にタイムトリップ。二月堂、三月堂と続けば、四月堂や五月堂もあるのでしょうか?全部でいくつ?

 

 

旅する雑学「東大寺に、法会のための別堂はいくつある?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(かつて法華三味会が行われていた東大寺の「四月堂」)

 

正解は、「四月堂と一月堂を含め合計4堂が存在する」でした。

 

比較的知名度の高い二月堂や三月堂だけでなく、かつて4月に法華三昧会という法会が行われていた「三味堂(さんまいどう)」は、四月堂の別名で呼ばれます。

 

また意外と知られていないのが「正月堂」すなわち一月堂です。京都と奈良の県境にある鹿鷺山の笠置寺に存在し、現在二月堂で行われているお水取りが始まったとされる法会の地でもありました。オリジナルの一月堂は元弘の役にて焼失していますが、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

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