「ジンジャー(生姜)」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(20)
出典:photoAC(爽やかな辛味のスパイス「ジンジャー(生姜)」)
和洋中・エスニックと様々な料理に使われ、誰もが一度は口にしたことがある爽やかな辛味が特徴のスパイス「ジンジャー(生姜)」。生の生姜はスーパーに行けば必ずと言っていいほど置いてありますよね。
生の生姜をすりおろして冷奴やお刺身と一緒に食べれば、爽やかな辛味が口に広がります。スープや煮込み料理に加えれば、体をポカポカと温めてくれます。そんな身近な料理にも使え、身体にも嬉しい効果を与えてくれるスパイス、「ジンジャー」をご紹介したいと思います。
もくじ
ジンジャーの特徴
ジンジャーの歴史は古く、古代は医薬品として使われていたそうです。日本には弥生時代に中国から渡ってきたと言われています。
スパイスとして使われ始めたのは中世以降で、様々な料理で活躍しています。主に肉や魚の臭み消しや香り付けとして使われることが多いですが、昔は医薬品として使われていたこともあり、「老化防止・予防」や「代謝をよくする」、「食中毒の防止」など、身体に嬉しい効果がいろいろと期待できます。
ジンジャーの効果・効能
ジンジャーの効果・効能①<老化予防・防止>
ジンジャーには悪玉物質「AGE」を抑制する効果があることから、老化予防・防止に効果があると言われています。
ジンジャーの効果・効能②<ダイエット効果>
ジンジャーは身体を温め、代謝をよくすることから、ダイエット効果も期待できます。
ジンジャーの効果・効能③<食中毒の防止>
ジンジャーの辛味成分であるジンゲロンやショウガオールに高い殺菌力があり、食中毒防止に役立つと言われています。
ジンジャーの効果・効能④<風邪の予防>
ジンジャーの成分には新陳代謝を活発にし、ホルモンや自律神経の乱れを正常に促す効果があり、風邪の引きはじめに摂ると良いと言われています。
ジンジャーを用いた参考レシピ
出典:photoAC(ジンジャーシロップで楽しむホットジンジャー)
<ジンジャーシロップ>
ジンジャー(生姜)を砂糖に漬けて水とレモン汁を加え煮詰めるだけ。いつでも気軽に飲むことができます。
風邪の引きはじめや身体が冷えて眠れない夜にはお湯で割って。食事の時などは炭酸水で割って飲むとジンジャーエールにもなります。その時々で様々な楽しみ方ができますよ。
<生姜の佃煮>
生姜を千切りにし醤油・みりん・砂糖・酒・水で煮詰めるだけの簡単なレシピです。お好みで鰹節やごまを加えるといっそうおいしくなります。ご飯のお供にいかがでしょうか。
<生姜焼き>
生姜といえば定番の生姜焼きです。コツは千切り生姜とすりおろし生姜、両方を入れることです。千切り生姜は食感を、すりおろし生姜は香りをもたらしてくれます。