まめ得のタネ

「ローズマリー」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(19)

出典:photoAC(庭やベランダの鉢植えで、元気よく茂るローズマリー)


ハーブを自宅の庭先やベランダの鉢植えで栽培しようと思いながらも、挫折した方も多いのではないでしょうか。

 

それは、一般的に洋風料理に使用するハーブは、ヨーロッパの乾燥気味で気温の低めの地域が生育に適しているからです。日本の高温多湿な場所で栽培すると、虫がつきやすかったり枯れやすかったりと思うようにいきません。

 

でも、ローズマリーならたいていの場合大丈夫です!

 

 

ローズマリーの特徴

 

いかにも西洋的な香りと見た目のローズマリーは、地中海原産の実はシソ科の植物です。 それ故に、日本人にもどこかなじめるハーブの典型と言えます。 

 

特徴的なのは、近くに寄るだけで強く香る、フレッシュで強力な芳香です。古代から防腐剤や食材の香りつけ、臭い消しとして使用されてきました。

 

西洋的なハーブながら、日本の高温多湿な土壌にもよく適応してくれる常緑樹として生命力旺盛なハーブです。

 

 

ローズマリーの効果・効能

 

ローズマリーの効果・効能①<抗菌・抗酸化作用>

ポリフェノール由来の成分がいくつも含まれ、抗菌・抗酸化作用が期待できる他、アンチエイジングにも効果があると言われています。

 

ローズマリーの効果・効能②<血行促進効果>

ジオスミンという成分が血管を強くする働きをします。

 

ローズマリーの効果・効能③<アレルギー症状の緩和>

ロスマリン酸という成分がヒスタミンを抑制する作用を持ち、花粉症やアレルギー症状を緩和させる働きをします。

 

ローズマリーの効果・効能④<集中力を高める>

ローズマリーの香りには、頭をすっきりさせ集中力を高める効果がある他、精神を安定させる働きもあると言われています。

 

 

ローズマリーを用いた参考レシピ

 

出典:photoAC(ローズマリーの生葉を飾った、お洒落なカレーライスの盛り付け )

 

<ローズマリーを使用したカレーライス>

カレーの臭み抜きに月桂樹の乾燥葉を使用するのは、昭和の時代から鉄板のレシピですが、これをローズマリーに変えることで、食材の臭み抜き以外に消化機能を助ける効能をプラスさせます。

年を取ると、カレールーすら胃に重いものです。これがなかなか役に立ちます。

 

写真の盛り付けで生葉の枝先を使用していますが、生葉はあまり香りが効かず量も必要とするため、家庭で栽培した物を乾燥して保存しておき、必要な時に葉のみ使用することをおすすめします。

 

生葉の場合、葉が堅いため口当たりに影響してしまううえ、枝の茶色い部分の苦みまで煮出してしまいますが、乾燥葉のみであれば、すりつぶして粉状にして使うことができます。

 

 

 

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