60代。孫にお金を貯めるコツを教えてあげたい! |老後のマネー安心に(25)

出典:編集部にて作成
シニア世代の大きな悩みごとのひとつが「老後のお金」にまつわるあれこれです。
毎日のように、ファイナンシャルプランナー佐々木先生のもとには、老後のお金まわりの相談が寄せられています。その中から、みなさまにもきっと役立つ相談案件をこちらでご紹介します。金融の知識は〝0〟で大丈夫! 気軽に、一緒に勉強して、老後の安心づくりを進めましょう。
【今回のご相談】孫に貯金の相談をされました。どのように話してあげたらよいでしょうか?

■年代:60代 ■性別:女性 ■相談カテゴリ:老後のマネー
───今回ご紹介するのは、金融機関の勤務経験があるため、孫から貯金の相談を受けたが上手く説明できず、どのように話したらよいのか?というご相談です。
「私は、数十年前になりますが、金融機関に勤めていました。お給料をもらったら、銀行に預金する。両親からもそう言われて、それが当たり前でした。そうすれば、お金が増えましたから、今のように株や投資なんて意識したこともなく別世界の話でした」
「高校生になる孫から、金融についての相談を受けました。どうやら娘に、おばあちゃんは金融機関に勤めていたから聞いてごらんと言われたようです。学校でも金融教育が始まっていることや、同級生のお友達が、パソコンを買うためにお年玉を貯めているという話を聞いて、貯金に興味を持ったようです」
「相談されるのは嬉しいことですが、今の金融商品などは複雑でわかりません。どのように貯金の必要性などを話してあげたらよいのでしょうか?」
【お答え】お金を貯める目的、その目的に応じてお財布を短期・中期・長期に分けましょう

「小・中・高で金融教育が義務化されましたが、その学習内容や効果については、課題が多いようです。お金の相談ができる人が身近にいるメリットは大きいですね。学校での学習とは違う興味の持ち方ができると思います。お孫さんから相談されるなんて、嬉しいことですね」
「とは言え、銀行にお金を預けていれば利息が付いた時代とは、金融に対する環境が大きく変わっています。NISAや投資信託、外貨など、金融商品の選択は難しいものです。金融商品を考える前に、お金を貯める意識や、コツをつかむことが大事です」
「まず、一生涯に必要な資金はいくらでしょうか?結婚して子育てをして夫婦で老後を迎えるケースだと、約2億円と言われています。お金を貯める目的を一緒に考えてみると楽しいですよ!夢や希望を話しながら、結婚費用や教育資金、マイホームを持つにはいくらかかるのか、イメージできるといいですね」
「日々の暮らしでお金を使い切ってしまったら、大事な場面で足りなくなってしまいます。では、お金を貯めるポイントは?」
『3つの財布(短期・中期・長期)に分けること』
「短期:日常生活費。中期:近い将来使う予定、車の購入や教育資金。長期:セカンドライフの資金」
『お金の使い方』
「貯蓄できる人:「収入」-「貯金(中期・長期)」=残りを今使うお金(短期)に。貯蓄できない人:「収入」-「今使う(短期)」=余りをなんとなく貯金(中期・短期)に。財布を別にしておくと、つい使ってしまう……⋯⋯なんてことも防ぐことができます」
「まずは、お金を貯める「目的」と「期間」を明確にすることを意識して、将来の夢や希望をイメージしながら楽しくお金の話ができるといいですね。きっと将来、感謝されますよ!」


